生育順調/増収に向け肥料試験

JA北つくば明野普通作部会は8日、筑西市竹垣のJA北つくば明野低温倉庫で水稲品種「にじのきらめき」の栽培講習会及び肥料試験の中間報告会を開きました。生産者や筑西地域農業改良普及センター、農研機構、片倉コープアグリ(株)、JA職員ら23人が参加し、今後の栽培管理について確認しました。今年の「にじのきらめき」の生育状況で、草丈は昨年と同様順調に生育し、茎数は5月中旬の日照不足により分げつがやや遅れたものの、現在は理想的な推移に近いものになっています。葉色は、現状やや淡いものの回復基調にあり、肥料の窒素分の溶出が始まったと推察され、幼穂形成期に合った状況となっています。

JA北つくば営農経済部の永田佳久部長は、「JA管内でも年々作付けが進み、今年は約350㌶に面積を拡大している。厳しい販売状況の中ではあるが、にじのきらめきについては、販売先から求められている品種であるため、高収量を目指してほしい」とあいさつしていました。

講習会では、普及センターの坪井真樹専門員が、調査圃場(ほじょう)から抜き取ってきた稲の茎をカッターで切り、幼穂長を確認。出穂期を予測し、追肥のタイミングなどを詳しく話した他、病害虫防除について説明していました。また、肥料試験の報告では、現在推奨している基肥一発肥料でも順調に生育しているが、試験肥料は後半に窒素が多く溶出することから、今後の生育と収量に期待ができます。

同部会は、19年産米から「にじのきらめき」の栽培に取り組み、現在は25人の生産者が66㌶を作付けし、10㌃あたり660㌔(11俵)の収量を目指し栽培に取り組んでいきます。

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ハウス梨「幸水」品質良好、糖度十分

JA北つくば関城ハウス梨部会は7日、筑西市上野のJA北つくば関城野菜集出荷所でハウス梨「幸水」の目ぞろえ会を開きました。生産者やJA職員ら8人が参加し、7月9日から始まる出荷に向け選果基準の統一を図りました。同部会は、選果場にコンテナで搬入した梨を、選果員が目視で色合いや傷などを確認後、選果機で大きさや形を選別し、市場へと出荷しています。今年度は、暖冬の影響や3月、4月に気温が高く推移したため、開花時期が例年よりも早まったが、6月からの安定しない天候により、出荷時期は昨年と同時期となりました。同日には、糖度計で糖度を測定したところ、平均12度と甘く品質は良好で、例年通りの出荷量が期待できます。

目ぞろえ会では、2コンテナ分の梨を部会員らが等級ごとに選別し、色合いや傷などの選果基準を確認しました。

同部会の小幡光輝部会長は、「今年は、天候に左右されることなく例年通り順調に生育した。良質で美味しい梨を出荷し、今年も良い販売につなげていきたい」と話していました。

同部会は生産者3人が約1.6㌶でハウス梨を栽培しています。今年度は6000㌜の出荷を見込み、販売金額1750万円を目指しています。ハウス梨は、露地物に比べて早期の出荷が可能なことから高単価が見込めるメリットがあります。ハウス梨は7月20日頃まで出荷が続き、7月下旬には主力の露地物が出荷され、「幸水」「豊水」「恵水」「あきづき」「新高」と品種をリレーしながら10月上旬まで出荷が続きます。

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コシ栽培管理を確認

JA北つくば下館営農経済センターは7日からの3日間にかけて、筑西市下館地区の各圃場(ほじょう)で、地区別に分けて水稲中期栽培管理講習会を開きました。生産者やJA、筑西地域農業改良普及センター計79人が参加し、「コシヒカリ」の生育状況や今後の栽培管理について確認しました。今年度は、5月中旬頃の日照不足により、分げつが進まなかったが、5月下旬からは回復し、平年並みの茎数となりました。現在は、葉色はやや淡いものの、おおむね平年並みで順調に生育しています。

講習会では、普及センターの小山田一郎課長や坪井真樹専門員が、追肥の判断や時期、施肥量などについて説明。病害虫防除対策では、いもち病や紋枯病、今後の発生に注意が必要なクモヘリカメムシの発生予測や防除方法について話していました。また、同市においてイネ縞葉枯(しまはがれ)ウイルスの保毒虫率が依然として高い値になっていることから、今後も注意することを呼び掛け、生産者らは、積極的に質問し、今後の栽培管理を確認しました。

同センター米穀課の宮本徳明課長は、「安定しない天候が続き、生産者も管理に苦労していると思う。こうした講習会を参考にしてもらい、良質な米の生産につなげてほしい」と話していました。

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良質米生産に向け講習会

 

JA北つくば大和良質米生産研究会は6日、桜川市大和地区の圃場(ほじょう)で、水稲現地栽培講習会を開きました。生産者や県西農林事務所経営・普及部門、JA職員ら24人が参加し、「コシヒカリ」や「ミルキークイーン」の良質米生産に向けて栽培管理を確認しました。

同会の飯島三省会長は、「安全・安心・良質な米を消費者は求めている。栽培管理や病害虫防除などこれから重要になってくるので、講習会でしっかり確認してほしい」とあいさつしていました。

講習会では、同部門の齊藤賀一主任が、今年の気象状況からの水稲の生育について説明し、6月28日現在の「コシヒカリ」の生育状況は、草丈は平年並みからやや低く、茎数は平年並みからかなり多く、葉色は平年並みからやや淡いという調査結果となりました。同圃場の幼穂長を確認したところ、5月2日に移植した圃場の出穂期は、7月24日頃になる見込みです。次に、病害虫防除や中干し後の水管理について話し、「中干し後は、根に酸素を供給するために、入水と自然落水をしっかり行ってほしい」と強調していました。

同会は、高品質な米づくりと生産性の向上を図ることを目的に、38人の生産者が集います。栽培講習会や視察研修で栽培技術の向上を図り、収穫後には、同部門にコシヒカリの食味値測定を依頼し、味にこだわった栽培にも取り組んでいます。また、JA北つくばファーマーズマーケット「きらいち」では、「ミルキークイーン」の販売が好調なことや卸売業者からの要望等もあり、同地区では20年産より「ミルキークイーン」の栽培にも力を入れ、21年産も栽培面積を増やし、現在は12人の生産者が15.6㌶を作付けしています。

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2021年6月号Vol.340

・特集:新常勤役員のごあいさつ
・理事・監事紹介
・ニュース&トピックス
・この人を訪ねて
・みんなのひろば
・くらし女性部
・私の味自慢
・自動車指定修理工場紹介
・相続相談サポート
・季節を詠む
・おたより
・インフォメーションボックス
・旅のご案内
・JA北つくばハウジングからのお知らせ

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JA検査員ら令和3年産麦程度統一

JA北つくばは9日、筑西市西榎生のJA北つくば大田低温倉庫で令和3年産麦の程度統一及び農産物検査員・販売担当者研修会を開きました。農産物検査員15人が参加し、管内で収穫された大麦「カシマムギ」「カシマゴール」「ミカモゴールデン」と裸麦「キラリモチ」、小麦「さとのそら」「きぬの波」のサンプルを各地区から持ち寄り、形質や未熟粒、被害粒の限界基準などを入念に確認しながら品質を見極め、程度の統一を図りました。

今年産麦は、暖冬の影響や2月中旬以降適度な降雨があったことから生育が進み、出穂期は平年より1週間程度早まりました。大麦や裸麦は、5月の登熟期に安定しない天候が続いたため、品種や圃場(ほじょう)により異なるが、品質に若干のバラつきが見受けられました。小麦は、順調に生育し、収量も期待できます。

検査終了後は、集荷された麦の検査事務の流れや保管方法、入出庫対応などを確認。生産者に対しては、品種切り替え時の機械清掃の徹底を周知することなどを申し合わせました。

 講評したJA全農いばらきの益子善文技術顧問は「これからの天候次第で、収穫時期が検査のポイントになってくる。等級付けに迷ったら、複数人の目で確認してほしい」と検査員らに呼び掛けました。

筑西、桜川、結城の3市にまたがるJA北つくばは、県内一の麦の生産量を誇り、契約農家数は255戸で、栽培面積は2646㌶に及ぶ。小麦1417㌶、大麦899㌶、裸麦330㌶を作付け、収穫量は計約8750㌧が見込まれます。

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JA担当者らトウモロコシ栽培を学ぶ

JA北つくばは8日、JAの営農指導員の知識向上と指導技術の継承を目的に第2回営農基礎現地講習会を開きました。JA北つくば西部営農経済センター営農販売課の相澤真之営農指導員(専門業務従事者)が講師となり、結城市で旬を迎えているトウモロコシの栽培や肥培管理などをJAの営農経済担当者ら14人に説明しました。

講習会は、JA北つくば結城園芸部会トウモロコシ部、北嶋一弘部長の圃場(ほじょう)で開き、相澤営農指導員がトウモロコシの育苗管理や栽培暦、病害虫防除、品種特性などについて、質問を投げかけながらわかりやすく説明し、「結城市では、主にフルーツのような甘さが特徴の味来(みらい)という品種を栽培しています。約20年前にこの品種が出来たことで、生産者の収入も増えました。また、収穫後に畑にすき込むことで土壌改良効果も得られることから、作付けが進み、夏場の品目として確立し一大産地となった」と話していました。

同JAでは、2016年から営農経済事業に関する専門的な技術・知識を持った職員を長期間にわたり配置し、プロ職員を育てる「専門業務従事者」制度を導入しています。現在、専門業務従事者は10人。その内、営農指導や販売などを担当する専門業務従事者は8人設置しています。担当する作物や地区で分かれ、営農指導を中心に生産部会や市場への対応などを行い、農業者の所得向上に努めています。

今後は、専門業務従事者による営農基礎講習会を定期的に開き、JA職員のスキルアップを図ります。

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結城のナス規格統一

JA北つくば結城園芸部会茄子部は8日、結城市の江川多目的集会施設で令和3年産ナスの統一目ぞろえ会を開きました。生産者、JA、行政、市場関係者ら約40人が参加し、今後の有利販売に向け出荷規格の統一を図りました。

同部は、着果数が多く長期にわたり収穫できる品種「くろべえ」を主力に出荷しています。今年度は、4月中旬頃から定植作業が始まり、天候にも恵まれたことから順調に生育。豪雨や風などによる被害もなく、品質は良好で色見も良く、安定した出荷が見込まれます。

 同部の田村供行部長は「昨年は、平均単価1㌜1580円と良い販売ができた。今シーズンも選果選別を徹底し、1600円台を目指していこう」と部員らに呼び掛けました。

 目ぞろえ会では、全農いばらきの担当者が、他産地状況や販売情勢を説明。同部の役員らが等級別に並べたナスを、市場担当者らが手に取り、傷や形状、曲り、光沢などの選別基準を確認しました。また、ヘタの長さを5㍉程度に統一することや、梅雨入り後も肥培管理を徹底することなどを申し合わせました。市場担当者は「品質的にも、くろべえの評価は非常に高い。名前を売るのではなく、品質を売ってほしい」と強調していました。

 同部は生産者34人が約5.8㌶で栽培。出荷所において品質検査を行い、シーズンを通して同部員とJA担当職員が、出荷されたナスの品質・規格を確認し、高品質なナスの出荷に力を入れています。今年度は、11月まで出荷が続き、出荷数量10万㌜(1㌜5㌔)販売金額1億6000万円を目指しています。

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「にじのきらめき」さらに面積拡大/良質多収に向け栽培管理を確認

JA北つくば明野普通作部会は7日、筑西市明野地区の同部会、大吉宏明部会長の圃場(ほじょう)で水稲品種「にじのきらめき」の栽培講習会を開きました。生産者や筑西地域農業改良普及センター、農研機構、JA職員ら20人が参加し、これまでの生育状況や今後の栽培管理などを確認しました。今年の「にじのきらめき」の生育状況は、5月の低温や低日照の影響により、過去2ヵ年と比較すると、やや緩慢な生育となっています。

同部会は、19年産米から「にじのきらめき」の栽培に本格的に取り組み、6.8㌶を栽培。20年産は、18人の生産者が49㌶を栽培し、今年度は、25人で66㌶とさらに面積を拡大させました。

大吉部会長は、「講習会で、高度な技術を習得して、より良いにじのきらめきの生産に繋げてほしい」と話していました。

講習会では、普及センターの坪井真樹専門員が品種特性について説明し、「昨年は10㌃あたり660㌔(11俵)を超える収量を上げているので、今年は660㌔を安定的に収穫することを目指していこう」と話しました。次に、最高分げつ期の茎数を過剰になり過ぎないように注意し、遅れずに中干しを行うことを申し合わせ、生産者らは積極的に質問し、今後の栽培管理を確認しました。

JA北つくばでは、農業者の所得増大を図るため、JA管内(筑西・桜川・結城市)の生産者に、19年産米から「にじのきらめき」の作付推進を始めました。昨年は、約50人の生産者が約160㌶を栽培。今年度は、119人が350㌶と倍以上に面積を拡大し栽培に取り組んでいます。また、JA北つくばは「にじのきらめき」を令和2年度茨城県農産物の選択銘柄申請を行い、令和3年産からは茨城県の選択銘柄に設定されました。

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小菊本格出荷に向け規格統一

JA北つくば花き部会菊部は4日、筑西市松原のJA北つくば明野野菜集出荷所で小菊の目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら約50人が参加し、これからの本格出荷に向けて規格を確認し品質の統一を図りました。

今年度は、3月から4月に気温が高く推移したため、ハウスや小トンネルで栽培されている小菊の出荷が例年より約10日早まり、5月10日から出荷が始まりました。また、露地栽培の小菊は、5月の天候不順の影響で生育が遅れ、圃場(ほじょう)により異なるが、例年並みの出荷となる見込みです。

  同部の早瀬勢樹子菊専門部長は「現在は、順調な出荷が続いている。今シーズンから、量販店からの要望もあり、出荷規格が若干変更になる。有利販売に繋げるために、規格をよく確認し出荷してほしい」と呼び掛けていました。

 目ぞろえ会では、JA営農経済部園芸課の須藤彰営農指導員がサンプルの小菊を手に取り、蕾の開き具合を揃える切り前や規格ごとの形状・花色・花形などを確認。また、今シーズより規格が変更となる、葉の処理方法を入念に説明し、出荷調整時の注意点などを申し合わせました。

市場担当者らは、「選別で迷ったら1等級落としてほしい。消費者目線での箱詰めをお願いしたい」と話していました。

同部は48人が約9㌶で小菊を栽培。生産者・需実者ニーズに対応した生産・出荷の取り組みや品質等は評価が高く、県の銘柄産地にも指定される。今年度は、約250万本の出荷を見込み、販売金額9000万円を目指しています。

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トウモロコシ「夏祭り」規格統一

JA北つくば結城園芸部会トウモロコシ部は4日、結城市の江川多目的集会施設で令和3年産トウモロコシ統一目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら約60人が参加し、本格的な出荷を前に規格の統一を図りました。

結城市は、全国有数のトウモロコシ産地。同部は、実の皮が軟らかくフルーツのような甘さが特徴の「味来」をオリジナルブランド「夏祭り」の商品名で出荷しています。今年度は、3月から4月にかけて気温が高く、前進傾向で生育していたが、5月の安定しない天候の影響により、出荷時期は例年通りとなりました。生産者の徹底した肥培管理で、病害虫の発生も少なく、品質は良好で、順調な出荷を見込んでいます。

同部の北嶋一弘部長は「有利販売につなげるために、品質管理や選果選別を徹底し、良質なトウモロコシの出荷を最後までお願いしたい」と呼び掛けました。

目ぞろえ会では、市場担当者がサンプルのトウモロコシを手に取り規格ごとに選別。虫害や未成熟、しなびがないもので、先端まで実が入っているものなどの選果基準を確認しました。市場担当者らは、「結城のトウモロコシは量販店などにも高評価をいただいている。夏祭りのブランドを全面に出して販売していく」と話していました。

同部は、80人が約260㌶で栽培。トウモロコシは、日中高温になると甘さが低下しやすいため、甘さを保ったまま消費者に届けられるよう、収穫は朝8時までと厳しく決めています。収穫後は、真空予冷ですばやく冷やされ鮮度を維持し、輸送時にはチルドで運べる保冷車や冷蔵車を導入して、甘さと鮮度にこだわった出荷をしています。6月下旬から7月中旬に出荷のピークを迎え、7月下旬まで出荷が続き、今年度は出荷量45万㌜(1㌜5㌔)販売金額5億円を目指しています。

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タマネギ本格出荷へ規格統一

JA北つくば下館玉葱部会は1日、筑西市谷部のJA北つくば下館野菜集出荷所でタマネギの目ぞろえ会を開きました。生産者、JA、市場担当者ら36人が参加し、6月からの本格的な出荷を前に規格の統一を図りました。

今年度は、昨年9月中旬から播種作業が始まり、台風等による被害もなく定植直後の苗は順調に生育。3月下旬から4月は、気温が高く推移し適度な降雨があったことから、例年よりも1週間程度生育が早まり、出荷は5月19日から始まりました。出荷のピークは6月上旬から中旬で、順調な出荷を見込み、品質は良好です。

同部会の百木田隆雄部会長は「目ぞろえ会でしっかり規格を確認し、これからも肥培管理を徹底して、良質なタマネギを生産していこう」と部会員らに呼び掛けました。

目ぞろえ会では、JA下館営農経済センターの青木紀貴係長が、産地情勢や出荷規格について説明。市場3社の担当者らがサンプルのタマネギを手に取り、ネット出荷、ダンボール出荷の調整方法や品位基準の確認をしました。市場担当者は、「これまでと同様に良質なタマネギの出荷を最後までお願いしたい」と話していました。

同部会は48人の生産者が約17.4㌶で主に転作田を活用し栽培。水田を中心とした土地利用型農業は、効率的かつ安定的な生産ができます。2013年からは契約栽培にも取り組み、安定した収入とコンテナ出荷による作業労力の低減が見込めることから加工用タマネギの作付け面積は13.3㌶と全体の7割以上を占めています。出荷は7月下旬まで続き、今年度は出荷数量1000㌧、販売金額7000万円を目指しています。

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春キャベツ出荷最盛期に向け規格統一

JA北つくば結城園芸部会キャベツ部は24日、結城市大木のJA北つくば結城南支店で春キャベツ統一目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら約30人が参加し、出荷最盛期に向け出荷規格の統一を図りました。

今年度は、気温が高い日が続き、生育が前進したため、昨年よりも約1週間早い5月6日から出荷が始まりました。また、天候にも恵まれたことから、例年よりも出荷量が増え、品質は良好で順調な出荷が続いています。

同部の須藤廣之部長は「新型コロナウイルスの影響で安定しない販売状況ではあるが、有利販売に繋げるためにも、選果選別を徹底し、良質なキャベツを出荷していこう」と部員らに呼び掛けました。

目ぞろえ会では、全農いばらきの担当者が、市場情勢や他産地情勢を説明。市場5社の担当者らは、コロナ禍での販売状況や市場情勢を話し、サンプルのキャベツを前に、形状や大きさを揃えて綺麗に箱詰めすることや外葉の付け過ぎに注意することなどを確認しました。市場担当者は「これから数量も増えてくる。適期収穫を心掛け、品質の徹底をお願いしたい」と強調していました。

同部会は生産者39人が約30㌶で栽培。出荷所において品質検査を行い、シーズンを通して部会員とJA担当職員が、出荷されたキャベツの品質を確認し、高品質なキャベツの出荷に力を入れています。出荷のピークは、6月上中旬で7月上旬まで出荷が続きます。今年度は約12万㌜(1㌜10㌔)の出荷を目指しています。

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准組合員専門プロジェクト委員会を設置

JA北つくばは17日、筑西市岡芹のJA北つくば本店で、第1回准組合員専門プロジェクト委員会及び委嘱状交付式を開きました。JAの各支店から同委員会のメンバーに選ばれた10人の職員らが、JA総務部の稲葉修志部長から委嘱状を受け取りました。

稲葉部長は、「政府の規制改革推進会議農林水産ワーキンググループ(WG)の中で、准組合員の事業利用は各JAが組合員の判断に基づいて決めることとなっている。このような中で、当JAとして准組合員の在り方を、このプロジェクトの中で考えてもらい、運営参画に向けしっかりと協議してほしい」とあいさつをしていました。

同委員会は今年初めて設立。近年、正組合員の高齢化や世代交代などにより、准組合員数が増加傾向にあります。このような中、准組合員の意見を汲み取り、意思反映等に向けた具体的な対策を企画・立案して周知する活動を行います。また、JA事業や取り組み、「食のサポーター」としての位置づけに関心を持ってもらい、准組合員の運営参画を目的としています。

同委員会では、プロジェクトの事務局でもある総務部企画開発課の平塚智彦課長が進行を務め、同課の齋藤忠則係長が、准組合員を取り巻く状況や昨年12月に行った准組合員訪問活動の中でのアンケート結果について説明し、JA北つくばにおける准組合員への対応方針を確認しました。

齋藤係長は、「同委員会で活発な意見を出し合い、准組合員の意思反映や運営参画に向けた対策を企画・立案し、実行に移してきたい」と意気込みを語っていました。

JAでは今後、毎月1回、同プロジェクト委員会を開き、意思反映に向けた様々な取り組みを協議していきます。次回6月下旬には、准組合員向けコミュニティー誌の発行について話し合う予定です。

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春トマト品質良好/出荷始まる

 

桜川市大国玉のJA北つくば東部トマト選果場で春トマトの出荷が13日から始まりました。初出荷は、同部会の秋山員宏部会長が、7コンテナを搬入し、113㌜(1㌜1㌔)を市場へ出荷しました。選果場では、JA北つくば東部とまと選果場部会の生産者らが搬入したトマトを、選果員らが色合いや大きさ、傷などの選果基準を入念に確認しながら箱詰めを行います。同日には、同部会の須藤紀明検査委員長が選果員らに、選果基準の統一を図るため、規格や等級、選果時の注意点などについて確認しました。

今年度は、2月下旬の定植時期から天候にも恵まれ、着果も順調に進み、果実の肥大も良く、品質・数量ともに良好です。

 同部会は協和、真壁、大和地区の生産者が、特産のこだまスイカの後作として抑制トマトの作付けを始め2005年に設立。現在は、生産者5人が約1.2㌶で栽培し、他産地との差別化を図るために樹上で完全に熟したものを出荷しています。品種は暑さに強く、低段から大きくなる肥大力が特徴の「桃太郎75」を主力に「桃太郎ピース」などを作付けしています。同部会が生産するトマトは、色鮮やかな大玉で、甘さの中にも程よい酸味があってバランスが良い。日持ちも良く、市場からの評価も高くなっています。

 秋山部会長は、「今年は4月に、日中と夜間の寒暖差があったため、甘みが増し美味しいトマトに仕上がった。選果選別を徹底し、良質なトマトを消費者に届けていきたい」と意気込みを語っていました。

出荷のピークは6月中旬で、7月末までに約8万㌜の出荷を見込み、販売金額2000万円を目指します。

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2021年4月号Vol.338

・JA共済からのお知らせ
・ニュース&トピックス
・日本農業新聞読者モニター募集
・くらし女性部
・特集:令和3年度 新入職員のご紹介
・みんなのひろば
・筑志会
・季節を詠む
・令和3年度定期人事異動
・おたより
・インフォメーションボックス
・旅のご案内

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JA職員自ら水稲栽培で知識向上を

JA北つくば下館営農経済センターは4月28日、筑西市の水田圃場(ほじょう)で、同センターの笠倉玄也センター長とJA職員ら7人が参加し、約90㌃の圃場に水稲「あさひの夢」の湛水直播(たんすいちょくは)を行いました。この取り組みは、今年で3年目になり、職員教育の一環として、播種(はしゅ)から収穫までをJA職員自らが管理・作業することにより、知識の向上と生産指導力の強化を目的としています。

湛水直播は、浸種した種子に鉄粉をコーティングして、圃場の土壌表面に直接播種する方法で、ハウスでの育苗管理が省略でき、労力の軽減と低コスト化が図れます。

作業では、鉄コーティング直播専用機を使い、職員らは、笠倉センター長から機械の操作方法や播種ルートの指導を受けながら作業を進めました。

作業をした同センター米穀課の園部和紀さんは、「今年は、昨年よりも増収を目指したい。これまでの経験を営農指導に役立て、生産者の所得向上に繋げていければ」と意気込みを語っていました。

昨年から取り組んだ湛水直播は、「あさひの夢」で10㌃あたり約10・5俵の成果を上げた。今年は、10㌃あたり11俵を目指しています。

笠倉センター長は、「この水稲栽培の職員教育は、今年で最後とし、集大成の年にしたい」と話していました。

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梨大玉多収穫を目指し摘果講習会

県内有数の梨の産地である筑西市で4月27日、JA北つくば下館梨選果場部会が摘果講習会を開きました。講習会は、同部会員が管理する圃場(ほじょう)で、各支部に分かれ行い、部会員やJA、筑西農業改良普及センター約50人が参加しました。これまでの生育状況を振り返り、大玉多収穫につなげようと摘果作業のポイントや今後の病害虫防除について確認しました。

 今年度の梨の開花は、暖冬傾向で3月も気温が高い日が続いたため、幸水の満開時期が平年より9日程度早まりました。開花が早いことで心配された霜の被害も、現時点ではあまり確認されず、天候に恵まれたことから交配作業が順調に進み、着果・生育ともに良好です。

 講習会では、普及センターの祝園真一課長がこれまでの気象状況からの梨の生育についてや大玉多収穫を目指すために、摘果実施時期の目安や作業のポイントを確認。祝園課長は、「果台の太い果そうの果実は大きくなるので、なるべく残す。状況を良く確認し、丁寧な摘果を心掛けてほしい」と強調していました。また、黒星病の感染を防ぐため、黒星病を処理するハサミと摘果用のハサミは別にして作業することや、SS(スピードスプレイヤー)での薬剤防除をするときは、散布むらをなくし、とくに重要な時期や治療効果のある薬剤は、速度を1速落として走行することなどを申し合わせました。

同部会は42人の生産者が約33㌶で栽培。幸水を主力に出荷し、今年度は販売金額2億5000万円を目指しています。

同部会の菊池時男部会長(同選果場場長)は、「摘果作業や今後の肥培管理をしっかり行い、良質な梨生産に繋げ、収穫を迎えたい」と意気込みを語っていました。

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バケツ稲で稲づくりを学ぼう

 

JA北つくば結城南支店と西部営農経済センターは27日、結城市田間の江川北小学校でJA北つくばアグリスクール「バケツ稲で、稲づくりを学ぼう」を開きました。同支店の高野澤淳子支店長や同センターの稲葉英樹センター長が参加し、小学5年生23人を対象にJAグループの「バケツ稲づくりセット」を活用し、稲の作り方を教えていました。この取り組みは、地域貢献活動の一環として、稲づくりを体験してもらい、食に対する理解や関心を深め、JAを身近に感じてもらおうと企画しました。

バケツ稲づくりは、授業の1・2時間目に行い、稲葉センター長が講師を務めました。授業の始めに、JAはどんな仕事をしているのかを説明し、70年前と現在の米消費量からの日本の食文化の動向や稲づくりが始まった歴史などを詳しく話しました。次に、米ができるまでの作業について説明し、今回、最初の作業となる「芽出しにチャレンジ」のポイントを解説しました。稲葉センター長は、「もしかすると途中で失敗してしまうかも知れないが、それも勉強。農家さんも蒔いた種が、全部収穫できるわけではないので、仲間同士助け合いながら稲づくりを楽しんでほしい」と話し、児童たちに質問を投げかけながら授業を進めていました。その後、児童たちは、ゼリーやプリンの容器に水を入れ、種もみを浸しました。

授業を受けた児童たちは、「とてもわかりやすく、楽しく学べた。これから稲づくりをがんばりたい」と笑顔で話していました。

 今後JAでは、児童たちのバケツ稲づくりを応援するために、バケツに種まきや田植え、中干し、稲刈りなどの時期に同学校を訪れ指導する予定です。

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土づくりを考える/次世代農業研究会

JA北つくば次世代農業研究会は19日、筑西市岡芹のJA北つくば本店で、令和3年度第1回研究会の研修会を開きました。JA全農いばらき県西推進事務所の安達卓哉氏が講師を務め、若手農業者やJA職員ら19人が参加し、「土づくりについて」をテーマに講義しました。

同研究会は、2007年に設立。現在は18人の会員で運営し、JA管内(筑西、桜川、結城市)の異なる作物を生産している若手農業者(39歳以下)が、地域を超えて集まっています。研修会や交流を通じて、同世代の農業者を尊重しながら、共に地域農業の発展を目指すことを目的としています。

 同研究会の松本幸哲会長は「農業にとって土づくりは重要。土壌を理想の状態にしていくのは難しいことだと思うが、疑問点などはしっかり質問し、理解を深めてほしい」とあいさつをしていました。

 研修会では、肥料に関する基礎的なことから始まり、作物の健全な生育と土壌環境についてやJA管内の水稲土壌分析結果などを説明。また、有機質肥料を活用することによるさまざまな効果を詳しく講義をしました。会員らは積極的に質問し、改めて土づくりに対する意識を高めました。

 同研究会では、会員全員が共有出来る研修会の内容を模索しテーマを決め、年5~6回の研修会を開く予定です。

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初夏レタス出荷を前に規格確認

JA北つくば結城園芸部会レタス部は15日、結城市の江川多目的集会施設で、令和3年産初夏レタス・サニー・カール目ぞろえ会を開開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら約60人が参加し、4月18日からの初夏レタスの出荷に合わせ、規格の統一を図りました。今年度は、例年より生育期に気温が高く、適度な降雨があったことから生育は若干前進。昨年よりも初夏レタスの出荷スタートが約1週間早まりました。

 同部の小川栄部長は「今シーズンから出荷規格が若干変更となる。しっかり目を合わせ、有利販売に繋げるため、最後まで良質なレタスの出荷をお願いしたい」と部員らに呼び掛けました。

目ぞろえ会では、JA全農いばらき担当者が、販売情勢や他産地情勢を説明。市場6社の担当者らは、コロナ禍での販売状況や市場情勢を話し、サンプルのレタスを前に、形状や大きさを揃えて綺麗に箱詰めすることや量目に注意することなどを確認しました。市場担当者は「結城のレタスは信頼が高い。この信頼を継続していけるよう、今まで以上に品質に気を付け出荷してほしい」と強調しました。また、JA北つくば西部営農経済センターの営農担当者らは、今年4月に群馬県や長野県の競合産地を訪れ、作付けや生育状況を視察。同部員らに、他産地の状況を説明し、今後の栽培に役立ててもらい、有利販売に繋げるため情報を共有しました。

 JA管内の結城市は県を代表するレタス産地の一つで、県の銘柄産地にも指定される。同部は生産者111人が約105㌶を栽培。出荷は5月下旬まで続き、今年度は出荷数量35万㌜(レタス1㌜7㌔~9.5㌔、リーフ1㌜4.5㌔)を見込み、販売金額5億円を目指しています。

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春ハクサイ出荷最盛期を前に規格統一

JA北つくば結城園芸部会春白菜部は13日、結城市のJA北つくば結城野菜集出荷所で、令和3年産春ハクサイの目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら26人が参加し、これからの出荷最盛期に向け規格の統一を図りました。

今年度は、4月上旬から出荷が始まり、気温が高かったことから若干生育が進み、4月中旬から5月上旬頃に出荷のピークを迎えます。天候などによる被害も少なく、順調に生育し、品質は良好で安定した出荷を見込んでいます。

同部の浜野公男部長は「これから約2か月間出荷が続く。最後まで規格を守り、有利販売に繋げていこう」と部員らに呼び掛けました。

目ぞろえ会では、JA全農いばらき担当者が、販売情勢や他産地の状況を説明。市場7社の担当者が、サンプルのハクサイを手に、品質や形状などを確認し、外葉の付け過ぎに注意することや量目を徹底することなどを申し合わせました。市場担当者は、「消費者の期待を裏切らないよう選果選別を徹底してほしい。中身の品質を確認するため、試し切りを頻繁に行うことをお願いしたい」と強調していました。

同部は部員20人が約45㌶で春ハクサイを栽培。部員全員がエコファーマーを取得し生産履歴の記帳や農業生産工程管理(GAP)に取り組み、京浜市場を中心に約20万㌜(1㌜13㌔、15㌔)の出荷を目指しています。

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春トマト最盛期を前に販売検討会

JA北つくば結城園芸部会施設園芸部は12日、結城市大木のJA北つくば西部営農経済センターで春トマトの中間販売検討会を開きました。同部役員やJA職員ら8人が出席し、市場2社の担当者らはウェブで参加しました。同部は、JA北つくば結城トマト選果場を自主運営していることから、今年1月からの販売経過を振り返り、4月下旬からの出荷最盛期に安定した出荷を図るため、出荷量を調整して無休で選果場を稼働し、連日出荷する体制を確認し、意見を交わしました。

今年度の春トマトは、生産者の徹底した肥培管理と天候にも恵まれことで順調に生育。3月までの出荷量は、全体量少なかった前年を上回り、約171㌧で前年比113%の実績となりました。

選果場の場長も務める森田修一部長は、「気温も高くなり、若干小玉傾向ではあるが、順調な出荷が続いている。これから出荷最盛期に向けて、しっかりと良質なトマトを生産していく」と話していました。

検討会では、JAの営農指導員が販売情勢や他産地の状況を説明。同選果場の山田肇生産対策委員長が、3月下旬に行った圃場巡回での作柄や病害虫の発生状況について話しました。市場担当者らは、市場情勢や産地への要望などを話し、「品質・数量ともに安定している。これから気温も上がってくるので、品質管理の徹底と正確な情報提供をお願いしたい」と強調した。その後、同選果場の一ツ木幸雄販売対策委員長が議長を務め、有利販売に向けさまざまな意見が交わされ、今後の販売方針を確認しました。

 同部は生産者14人が約4㌶で春トマトを栽培し、「いまどきトマト」の名称でブランド化しています。出荷のピークは5月中旬で、7月下旬まで出荷が続きます。同選果場は今年度、約800㌧の出荷量を見込み、販売金額2億円を目指しています。

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