JA北つくば明野青年部は17日、毎年恒例となっているしめ縄に使用する稲の田植えを行った。同青年部員12人とJA北つくば明野支店の職員5人が参加しました。この取り組みは、平成元年から続く伝統行事。現代の田植えは、機械を用いて短時間で作業効率を上げ行なっているが、神棚に供える神聖な稲を育てることから、手植えで心を込めて作業を行う。しめ縄作りは、当初、JA職員が講師となり作成・指導を行っていました。その教えが代々引き継がれ、現在は、同部員全員が作り方を習得しています。
刈取り時期は出穂前、例年だと8月の盆前に手刈りで行われる。刈取り後、稲わらを乾燥させ保管し、12月には、部員自らがしめ縄を作成し、無病息災と豊作、さらには部員全員の一致団結を祈願し自宅の神棚に供えられます。
同部の須藤将司部長は「手植えをすることは、我々農家にとっても貴重な体験になっている。今後も伝統行事として次世代に繋いでいき、これからも地域農業の振興に貢献していきたい」と話しました。