農業を志す若者を育成・支援し、将来的な担い手確保につなげようとJA北つくばは24日、県内の日本農業実践学園と鯉渕学園農業栄養専門学校、茨城県立農業大学の学生を対象とした産地研修及び意見交換会を開きました。生産者や行政、JA職員ら42人、教職員8人、農業生産法人や就農を希望する学生ら48人が参加。JAの選果場や施設園芸の圃場(ほじょう)を視察し、意見を交わしました。JAでは、行政機関や農業三士と連携を図り、就農相談体制を確立し、地域が一体となって就農相談から定着までの新規就農支援に取り組み、今年で2年目になります。
研修では、JA北つくば東部トマト選果施設・大和キュウリ選果場を見学し、JAの営農担当者が概要や生産・販売状況を説明しました。次に、こだまスイカやキュウリ、トマトが栽培されている圃場を視察。各品目を栽培する生産者が栽培方法や就農したきっかけ、農業の魅力について詳しく話しました。学生らは、品目ごとの特徴や栽培の注意点など積極的に質問し、知識を高めました。
JAでは今後も関係機関と連携し、産地の維持・発展に向け、新規就農者受け入れ体制の強化を図ります。