桜川市大国玉のJA北つくばキュウリ選果場は3月に入り、促成キュウリの出荷最盛期を迎え、生産者は連日収穫作業に追われています。出荷は昨年12月中旬から始まり、3月からは日量約3000㌜(1㌜5㌔)を京浜市場へ向け出荷しています。3月中旬から4月上旬の出荷ピーク時には、日量約4000㌜近くが出荷される見込みです。
今年度は、低温の影響により2月までの出荷量は例年に比べ若干減ったが、単価は高く販売状況は良好。気温の上昇とともに数量も回復し、順調な出荷を見込んでいます。
JA北つくばきゅうり選果場部会は、生産者41人が約12・6㌶で促成キュウリを栽培し、選果部・販売対策部の専門部を設け、パート雇用の確保に努めながら安定した生産・販売に取り組みます。
選果機は、スピードカメラで1秒間に約4本のキュウリの選別が可能。大きさや形、色を選別し、等級ごとにコンベヤーに乗り運ばれ、箱詰めされます。無落差ベルト式で、搬送時の転がりやコンベヤーの落差によって起こるイボ落ちを防ぎ、コンパクトな設計になっていることから、従業員の労働力の軽減や光熱費の削減にもつながっています。
同部会の池田豊多部会長は「前半は思うように出荷数量が伸びなかったが、これからも肥培管理を徹底し、6月まで続く出荷の中で、取り返していきたい」と意気込みを語っていました。