JA北つくば結城園芸部会レタス部は2日、結城市の江川多目的集会施設で、令和5年産春レタス・サニー・カール統一目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、市場担当者ら50人が参加し、本格的な出荷を前に規格の統一を図りました。今年度は、11月中旬頃から定植が始まり、低温や乾燥の影響で生育に若干遅れが見られ、2月中旬からやや小玉傾向で出荷が始まりました。3月中旬頃からは気温の上昇に伴い、玉肥大も進み、品質は良好で例年通りの順調な出荷が期待されます。
同部の小川栄部長は「生産資材価格が高騰している中、少しでも高く販売していかなければならない。そのためにも、しっかり目をそろえ、良質なレタスを出荷し、有利販売につなげていこう」と部員らに呼び掛けました。
目ぞろえ会では、JA全農いばらき担当者が、他産地情勢や販売経過を報告。市場3社の担当者は、サンプルのレタスを規格ごとに選別し、形状や大きさを揃えて出荷することや外葉の付け過ぎ、異物の混入に注意することなどを申し合わせました。市場担当者は「シーズン中、若どりを意識して、傷みがないよう選別の徹底をお願いしたい」と強調していました。
JA管内の結城市は県を代表するレタス産地の一つで、県の銘柄産地にも指定されています。同部は生産者105人が約90㌶で春レタスを栽培。出荷は5月下旬まで続き、今年度は出荷数量26万㌜を見込み、販売金額5億円を目指します。