JA北つくば女性部は16日から19日の3日間、JA北つくばの各支店で、災害時に備えた炊き出しの訓練を行いました。同部役員や部員、JA職員ら計63人が参加し、塩おにぎりや豚汁、簡単料理を作りました。この取り組みは、今年で3年目。災害が発生した際に、地域住民らに対し、スムーズに炊き出しが行えるようにすることが目的で、JA管内(筑西・桜川・結城市)8支部ある女性部が各地区に分かれ、計3回の炊き出し訓練を実施しました。
訓練は、ライフライン(電気・ガス・水道等)が止まることを想定し、炊き出し用の料理は約100人分を用意しました。まきを使いかまどで米を炊き、豚汁を作った他、みそと乾燥具材、だしの素を混ぜ合わせラップで包み、お湯を注ぐだけでみそ汁ができる、みそ玉を作りました。また、雑誌「家の光」の別冊付録「災害食レシピ」を活用し、ポリ袋に入れた食材を湯煎する「お湯ポチャレシピ」に挑戦。レシピは同部員らが考案し、イワシのかば焼きと大根の煮物や簡単玉子焼き、オムレツ、むしパンなどを完成させました。できあがった料理は、同部員らやJA職員が試食しました。
同部の利根川秀子会長は「今年で3年目になり、部員間の連携を深めながらスムーズに作業を進めることができた。こうした連携を他の女性部活動でも生かしていきたい」と意気込みを語っていました。