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水稲種子適期収穫を徹底

 

 JA北つくば結城種子生産部会は5日、結城市の水稲種子生産圃場(ほじょう)6カ所で適期刈り取り講習会を開きました。生産者やJA、結城地域農業改良普及センター約50人が参加し、良質な水稲種子生産につなげることを目的に、適期刈り取り時期などを確認しました。

 同部会の稲葉吉政部会長は「1次・2次と圃場審査も無事終えた。講習会を参考に適期収穫を心掛け、良質な種子を生産していこう」と呼び掛けました。

 講習会では、普及センターの稲毛田優主任が、収穫開始時期の目安について詳しく説明。サンプルの籾(もみ)を取り、カルトンで黄化程度を確認し、適期刈り取り時期を判断しました。稲毛田主任は「種子の場合は、製品調製時に枝梗が残らないよう帯緑籾率は4~5%の時期を目標に収穫してほしい」と強調しました。収穫作業での注意点では、機械類の清掃や刈り取り方法、乾燥時の目標水分などを申し合わせました。また、来年作に向けた難防除雑草対策やヒメトビウンカ、カメムシ類の越冬地を無くすための水田周辺雑草対策について確認しました。

 同部会は、水稲品種「コシヒカリ」や「にじのきらめき」「チヨニシキ」「あさひの夢」「夢あおば」などの種子を、生産者63人が約100㌶で栽培する他、麦種子も生産しています。昨年5月には、JA北つくば結城種子センターに色彩選別機を導入し、更なる種子の品質向上を図ります。

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