JA北つくば下館梨共同選果場部会は30日、筑西市布川のJA北つくば梨選果場で、梨「豊水」の目ぞろえ会を開きました。同部会役員やJA職員9人が参加し、本格的な出荷を前に選果基準の統一を図りました。
今年度の「豊水」の出荷は、26日から始まり、雨が例年よりも少なかったことや猛暑の影響で、若干小玉傾向のスタートとなったが、一昨年や昨年見受けられたみつ症(果肉障害)の発生はほぼ無く、品質は良好。多汁で甘みが強くきめ細かい食感の「豊水」に仕上がりました。
目ぞろえ会では、同部会の外山高雄販売部長がサンプルの梨を前に、出荷時の色合いや傷、形などを確認。生産者同士話し合いながら選果基準の統一を図り、同部役員から部会員や選果員らに選果基準が伝えられました。
選果場では、部会員が運び込んだ梨を選果員が、目視で1玉ずつ色合いや傷の有無などを確認。選果機で大きさや形を選別し、等級ごとに10㌔の箱詰めにして京浜市場を中心に出荷しています。隣接する直売所では、新鮮な梨を購入することができ、贈答用の梨を買いにくる客で連日賑わいをみせています。
同部会は39人の生産者が約31㌶で梨を栽培。「豊水」は9月16日まで続き、その間「恵水」や「あきづき」も出荷され、「新高」「新興」「にっこり」と品種を変えながら10月中旬まで出荷が続きます。