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梨「幸水」出荷最盛期

 

 県内でも有数の梨の産地、筑西市で「幸水」の出荷が6日から最盛期を迎えました。同市布川のJA北つくば下館梨共同選果場では、盆の需要期に合わせ作業員を増やしました。連日70人態勢で作業し、日量約2000㌜(1㌜10㌔)が出荷されます。「幸水」は、みずみずしくシャリ感があり強い甘味が特徴。今年は梅雨明けが早く、猛暑日が続いたが、生産者の徹底した肥培管理により病害虫の発生も少なく、糖度・品質も良好で順調な出荷が続いています。

 選果場では、同選果場部会員が運び込んだ梨を選果員が、目視で1玉ずつ傷の有無や熟度などを厳しく確認。選果機で大きさや形を選別し、等級ごとに10㌔の箱詰めにして京浜市場を中心に出荷しています。隣接する直売所では、新鮮な梨を購入することができ、贈答用の梨を買いにくる客で連日賑わいをみせています。

 同市は安政4年(1857年)から梨園を開いた日本最古の梨産地の一つで、県の銘柄産地の指定を受けています。同選果場部会員は39人の生産者が約31㌶で栽培。「幸水」は8月中旬まで出荷し、8月下旬月から「豊水」9月から「恵水」「あきづき」「新高」、10月から「新興」「にっこり」と品種をリレーしながら出荷が続きます。

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