JA北つくばの東部・西部・下館営農経済センターが連携し、7月15日から地域貢献活動の一環として、電動一輪車の無料レンタルを始めましした。同日には、筑西市上星谷のJA東部営農経済センターで、JA職員や電動一輪車のメーカー担当者ら16人が参加し、使用方法などの説明会を開きました。
同3センターの管内では、農作物の収穫作業時などにコンテナを使用することも多く、人力手押しでの重い農作物の運搬作業は、負担が大きく作業時間にも影響しています。電動一輪車のアシスト機能を利用することで、大幅な運搬作業の軽減が図れ、高齢者から女性まで容易に取り扱うことができ、作業効率を高めることと身体への負担軽減が期待されています。レンタルする電動一輪車は、株式会社CuboRexのE-CatKitコンプリートパッケージ。本体重量は12㌔と持ち運びも簡単で、本体耐荷重は100㌔、木の根ややわらかい土の上でも運搬ができ、従来の一輪車に比べ、作業スピードが約2倍になります。
説明会では、(株)キャムズ関東支店の上原喜明営業部長が電動一輪車の組み立て方や使用方法、注意事項を説明。JA職員らは実際に使用し、動作などを確かめました。
JA東部営農経済センターの潮田英明センター長は「農家の仕事は重労働が多いため、まずは体感してもらい、身体への負担軽減を実感してほしい」と話していました。
レンタルする電動一輪車は計3台。同3センター管内の生産部会員にチラシ等で周知し、予約を受け付けます。レンタル後は、アンケートに答えてもらい、更なる作業効率の向上や労働力不足の解消など、農業者が抱えている課題解決に向け支援策を検討していきます。