全国でも有数のトウモロコシの産地である結城市で5日、JA北つくば結城青年部が市内の園児を畑に招き、トウモロコシの収穫体験を開きました。収穫体験は、同青年部がJAや行政と協力し、園児たちに地元特産のトウモロコシの美味しさを伝え、農業を楽しく体験してもらおうと開いています。収穫体験は3年ぶりに開かれ、2020年、21年は、新型コロナウイルスの影響で、同青年部員が市内の幼稚園や保育園を訪ねトウモロコシを贈呈しました。
同市江川新宿で部員が管理するトウモロコシ畑には、市内9ヵ所の幼稚園・保育園から約200人の園児が訪れ、収穫を楽しみました。トウモロコシは、実の皮がやわらかく、フルーツのような甘さが特徴の「味来(みらい)」。部員らが4月に種を蒔き、定植や除草作業などの栽培管理を手掛けてきました。
園児たちは元気よく畑へと入ると、部員のアドバイスを受けながら、力いっぱいトウモロコシを引っぱり「大きいのが取れた」「こっちにもあった」「早く食べたい」などと歓声をあげながら約2000本を収穫しました。とれたてのトウモロコシは、給食やおやつの時間に食べてもらう他、家族でも地場産の味を楽しんでもらおうと、お土産として持ち帰ってもらいました。