JA北つくば結城園芸部会キャベツ部は18日、結城市大木のJA北つくば結城南支店で秋冬キャベツ統一目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら20人が参加し、出荷最盛期に向けて規格の統一を図りました。今年度は、8月から定植作業が始まり、台風等による被害もなく順調に生育。10月10日から始まった出荷は品質・数量ともに良好で、出荷最盛期は11月上旬から12月中旬頃を見込み、昨シーズンを上回る出荷量が期待できます。
同部の須藤廣之部長は、「徐々に出荷量も増えてきている。この目ぞろえ会で、しっかり規格を確認し、有利販売につなげるためにも、良質なキャベツを出荷していこう」と部員らに呼び掛けました。
目ぞろえ会では、全農いばらきの担当者が、市場・他産地情勢を詳しく説明。市場3社の担当者らは、コロナ禍での販売状況や市場情勢を話し、サンプルのキャベツを前に、形状や大きさを揃えて綺麗に箱詰めすることや外葉の付け過ぎに注意することなどを確認しました。市場担当者は、「品質の良いものを消費者は求めている。収穫の遅れが無いよう、8玉中心の適期収穫を徹底してほしい」と強調していました。
同部は生産者20人が約13㌶を栽培。出荷所において品質検査を実施しており、シーズンを通して部会員とJA担当職員が、出荷されたキャベツの品質を確認し、高品質なキャベツの出荷に力を入れています。今年度は来年1月上旬まで出荷が続き、約5万5000㌜(1㌜10㌔)の出荷を目指しています。