JA北つくば結城園芸部会レタス部は4日、結城市の江川多目的集会施設で、令和3年産秋冬レタス・サニー・カール統一目ぞろえ会を開きました。生産者、JA、行政、市場関係者ら約60人が参加し、本格的な出荷を前に規格の統一を図りました。今年度は、9月下旬から出荷が始まり、台風等による被害もなく、天候に恵まれたことから順調に生育し、品質は良好で例年を上回る出荷量が期待できます。
同部の小川栄部長は「今年は例年になく、好調な出荷スタートとなった。目ぞろえ会でしっかり規格を確認して、より良いレタスを出荷してほしい」と部員らに呼び掛けました。
目ぞろえ会では、JA全農いばらき担当者が、販売情勢や他産地情勢を説明。市場担当者らは、サンプルのレタスをそれぞれ規格ごとに選別し、適期収穫を心掛けることや外葉の付け過ぎに注意して綺麗に箱詰めすることなどを申し合わせました。市場担当者は、「今年の結城のレタスは、出荷スタート時から全体的に品質が良い。最後までこの品質を維持し、選果選別の徹底をお願いしたい」と強調していました。生産者らはレタスを手に取り、話し合いながら出荷規格を確認しました。
JA管内の結城市は県を代表するレタス産地の一つで、県の銘柄産地にも指定される。同部は生産者110人が約90㌶で秋冬レタスを栽培。出荷は11月まで続き、今年度は出荷数量35万㌜(レタス1㌜7㌔~9.5㌔、リーフ1㌜4.5㌔)を見込み、販売金額5億円を目指しています。