JA北つくば関城梨部会は20日、筑西市舟生にあるマル舟梨出荷組合の集出荷場で、梨「豊水」の目ぞろえ会を開きました。生産者やJA担当職員33人が参加し、出荷を前に規格の統一を図りました。今年度は、4月の開花時期が早まったことから、昨年よりも5日程度出荷が早まり、22日から出荷が始まります。天候にも恵まれ、心配された台風等の被害もなく、品質は良好で出荷量も期待でき、多汁で甘味が強くきめ細かい食感の「豊水」に仕上がりました。
同部会の倉持保部会長は、「幸水の出荷も無事終わり、単価・数量ともに良い販売ができた。豊水についても、市場や消費者にアピールできるよう、選果選別を徹底して良質な梨を出荷してほしい」と部会員らに呼び掛けていました。
目ぞろえ会では、倉持部会長と小幡洋治生産部長がサンプルの梨を手に取り、出荷時の色合いや形状、傷などを確認。生産者同士話し合いながら、出荷規格の統一を図りました。
同部会は、生産者個人で選果選別と箱詰め作業を行っています。出荷期間中は、JA担当者が品種ごとに数回の巡回指導をし、規格を揃えている他、集出荷所に集められた梨を、部会役員やJA担当者が品質維持・向上のために1箱ずつ段ボールを開き、品質や規格をチェック。等級ごとのばらつきをなくし、市場や消費者からの評価アップを図っています。
同部会は、27戸の生産者が約24㌶で梨を栽培。「あきづき」「新高」「にっこり」と品種を変えながら10月中旬頃まで出荷が続く。今年度は出荷量5万5000㌜(1㌜10㌔)、販売金額2億2000万円を目指しています。