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梨大玉多収穫を目指し摘果講習会

県内有数の梨の産地である筑西市で4月27日、JA北つくば下館梨選果場部会が摘果講習会を開きました。講習会は、同部会員が管理する圃場(ほじょう)で、各支部に分かれ行い、部会員やJA、筑西農業改良普及センター約50人が参加しました。これまでの生育状況を振り返り、大玉多収穫につなげようと摘果作業のポイントや今後の病害虫防除について確認しました。

 今年度の梨の開花は、暖冬傾向で3月も気温が高い日が続いたため、幸水の満開時期が平年より9日程度早まりました。開花が早いことで心配された霜の被害も、現時点ではあまり確認されず、天候に恵まれたことから交配作業が順調に進み、着果・生育ともに良好です。

 講習会では、普及センターの祝園真一課長がこれまでの気象状況からの梨の生育についてや大玉多収穫を目指すために、摘果実施時期の目安や作業のポイントを確認。祝園課長は、「果台の太い果そうの果実は大きくなるので、なるべく残す。状況を良く確認し、丁寧な摘果を心掛けてほしい」と強調していました。また、黒星病の感染を防ぐため、黒星病を処理するハサミと摘果用のハサミは別にして作業することや、SS(スピードスプレイヤー)での薬剤防除をするときは、散布むらをなくし、とくに重要な時期や治療効果のある薬剤は、速度を1速落として走行することなどを申し合わせました。

同部会は42人の生産者が約33㌶で栽培。幸水を主力に出荷し、今年度は販売金額2億5000万円を目指しています。

同部会の菊池時男部会長(同選果場場長)は、「摘果作業や今後の肥培管理をしっかり行い、良質な梨生産に繋げ、収穫を迎えたい」と意気込みを語っていました。

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