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こだまスイカ規格確認

JA北つくばこだま西瓜部会は9日、筑西市上星谷のJA協和野菜集出荷所でこだまスイカ目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、市場担当者ら75人が参加し、有利販売に向け規格の統一を図りました。また、新型コロナウイルス感染予防のため、消毒や時間を短縮するなど対策をしっかり取り行いました。

今年度は、天候に恵まれ交配作業も順調で着果も良好に進み、生育に好条件とされる日中と夜間の寒暖差が大きかったため、糖度は高く、シャリ感も十分に仕上がりました。3月末までの出荷数量は、気温が高く推移したことで、例年より1週間程度出荷が早まり、14297㌜(1㌜8㌔)前年比で180%を超え、今シーズンは例年を上回る出荷量が期待できます。

目ぞろえ会では、JA担当職員の日向一貴営農指導員が産地情勢や販売方針などを説明。市場担当者らは、市場情勢や販売状況を話し、「当産地のこだまスイカは、量販店などからの信頼も厚い。今年は糖度も高く味も良い、最後まで良質なこだまスイカの出荷をお願いしたい」と強調しました。その後、同部会の小林和成検査委員長から、色むらや傷の割合による等級の境目などの出荷基準を確認し、生産者らはサンプルのこだまスイカを手に、生産者同士話し合いながら規格の統一を図りました。

JA管内の筑西市と桜川市は全国でも有数の産地。同部会は両市合わせて147人の生産者が約61㌶を栽培しています。出荷のピークは6月上旬で7月中旬まで出荷が続き、今年度は約40万㌜の出荷量を見込み、販売金額10億円を目指します。また、同集出荷所に隣接するJA北つくば協和直売所では、新鮮なこだまスイカを購入することができ、毎年、県内外からこだまスイカを求めて多くの客が足を運んでいます。

同部会の大久保修一部会長は「今年のこだまスイカは食べないと損。それぐらい例年よりも美味く仕上がっている」と自信を見せています。

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