JA北つくば結城園芸部会レタス部は8日、結城市大木のJA北つくば結城南支店で、令和3年産春レタス・サニー・カール統一目ぞろえ会を開きました。生産者や結城地域農業改良普及センター、JA担当者約50人が出席し、市場担当者3人は、それぞれの市場からウェブで参加。本格的な出荷を前に規格の統一を図りました。目ぞろえ会は、新型コロナウイルス感染予防対策をしっかり取り行いました。
2月中旬から始まった春レタスの出荷は、降水量が少なく、乾燥や低温の影響により生育に若干遅れが見受けられたが、3月中旬からは日量約3000~4000㌜(レタス1㌜7㌔~9.5㌔、リーフ1㌜4.5㌔)の順調な出荷を見込み、品質は良好で例年並みの出荷量が期待さます。
同部の小川栄部長は「新型コロナウイルスの影響もあり、厳しい販売状況になっている。こうした中でも有利販売につなげるため、傷みを出さず良質なレタスを出荷していこう」と部員らに呼び掛けました。
目ぞろえ会では、JA全農いばらき担当者が、他産地情勢や販売経過を説明。市場3社の担当者は、市場情勢を詳しく話し、「これまでの経験と知識を活かし、若どりを心掛け結城らしい良質な春レタスを出荷してほしい」と強調していました。その後、同部役員やJA担当者が、サンプルのレタスを規格ごとに選別し、外葉の付け過ぎや異物の混入に注意すること、形状や大きさを揃えて出荷することなどを確認しました。
JA管内の結城市は県を代表するレタス産地の一つで、県の銘柄産地にも指定されています。同部は生産者111人が約105㌶で春レタスを栽培。出荷は5月下旬まで続き、今年度は出荷数量35万㌜を見込み、販売金額5億円を目指します。