JAの准組合員にJA北つくばのことを知ってもらおうと、准組合員向けコミュニティー誌とガイドブック、オリジナルの卓上カレンダーを12月中旬にJA職員が、准組合員宅を訪問し約3100戸に配布しました。この取り組みは初の試みです。近年、正組合員の高齢化や世代交代などにより、准組合員数が増加傾向にあります。JAの組織基盤である組合員の構成が変化し、そのニーズも多様化している中、JAにおける准組合員の位置づけの明確化や意思反映に向けた取り組みの第一歩として企画しました。
コミュニティー誌の内容は、JAの組合員とは何かを理解し、准組合員であることを認識してもらう記事を掲載しています。JAに関する質問や意見、要望をハガキに回答すると、抽選で100人にJA北つくばファーマーズマーケット「きらいち」で使える商品券が当たるアンケートを行いました。
ガイドブックは、JA事業の概要や地域貢献活動、農畜産物の紹介、「きらいち」で使えるプレミアムポイントカードの説明などを20ページにわたり掲載しました。
卓上カレンダーでは、月ごとにJA管内(筑西・桜川・結城市)で栽培されている農畜産物を、旬を迎える季節に紹介する他、それらを使った料理を、QRコードを読み込むと、JA北つくばのホームページの中にある、「キラッとレシピ」にアクセスされ、レシピ紹介や動画での作り方を来年1月より配信していきます。
受け取った准組合員の石島憲太郎さん(35)は、「JAでは、さまざまな活動をしていることを知った。これからも地域のために頑張ってほしい」と話していました。
この取り組みを企画したJA総務部企画開発課の平塚智彦課長は「課内のメンバーが連携して良いものができた。訪問活動において准組合員の皆様からも好評を頂いている。第二歩、第三歩と取り組みを進め、准組合員の意見も積極的に取り入れていきたい」と意気込みを語っていました。
JAでは、准組合員を「食のサポーター」と位置付けています。今後は、更なる准組合員との接点を強化しJAへの理解を深め、共に地域農業や地域のくらしを支えていくことを目指します。