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ニセ電話詐欺・強盗に備え訓練を行いました。

JA北つくばと筑西警察署は18日、筑西市西榎生のJA北つくば下館南支店で、ニセ電話詐欺と強盗を想定した窓口対応訓練を実施しました。JA管内支店の職員ら約30人が参加し、近年巧妙化するニセ電話詐欺を防ぐため、チェックシートを活用しての確認と強盗事件の対処方法について学びました。

ニセ電話詐欺訓練では、署員が高額の定期貯金を解約して払い戻そうとする高齢の男性に扮し、担当職員らが説得を試みました。窓口を担当した同支店の早瀬美紀さんは払い戻しを急ぐ男性を相手に、冷静に応対。詐欺の可能性があると判断し、上司である清水由香課長に相談をしました。更に詳しい事情を聞くために別室へと案内し、清水課長は、ニセ電話詐欺の可能性があることを伝え、「息子さんに確認の為、再度電話をしてほしい」と、拒む男性を粘り強く説得。現金の払い戻しには応じず、被害を未然に防ぐまでの流れを確認しました。

また、強盗訓練では、署員2人が犯人役を演じ、一人は職員を人質に取り、もう一人は拳銃を手に現金を要求。職員らは、強盗犯への対応や警察への通報手順などを確認しました。その後、警察が窓口担当職員らに犯人の人相や特徴を聞き取りを行いました。

同署生活安全課の塩澤慶介課長は講評で、「ニセ電話詐欺の対応はとても良かった。詐欺の疑いがある時は、遠慮なく警察を呼んでほしい。普段から防犯に対する意識を職員同士で高めてもらいたい」と職員らに呼び掛けていました。

窓口を担当した早瀬さんは「訓練はとても為になった。これからも大切なお客様の財産を守れるよう冷静に行動していきたい」と話していました。

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