JA北つくばこだま西瓜部会は9月29日、筑西市上星谷のJA北つくば東部営農経済センターで、こだまスイカ「ピノ・ガール」品種説明会を開きました。生産者やJA職員、ナント種苗株式会社、イオンリテール株式会社の社員ら約30人が参加し、試験的に導入しているこだまスイカ新品種「ピノ・ガール」の本格導入に向け、2020年度の販売状況や品種特性について確認しました。同部会では、19年に3人、20年には10人の生産者が「ピノ・ガール」の栽培に取り組み、試験的に導入して2年目になる。今シーズンの出荷は、4月下旬から7月下旬まで続き、約2400㌜(1㌜8㌔)を京浜市場へ向け出荷しています。
「ピノ・ガール」は、同種苗会社が開発しました。種がごく小さくなるように育種改良し、種は一般的なこだまスイカの約4分の1で、そのまま種を気にせず食べられるのが特徴。果肉は硬めでシャリシャリとした食感が良く、種子周りの果肉も劣化しにくいので日持ち性に優れています。
今後JAでは、同部会員に対し「ピノ・ガール」の種子や苗の注文を取りまとめ、作付者に対し栽培講習会を開く予定です。