JA北つくばは9日、筑西市西榎生のJA北つくば大田低温倉庫で令和2年産米検査の程度統一と農産物検査員研修会を開きました。農産物検査員14人が出席し、各地区の検査員が「コシヒカリ」や「にじのきらめき」「ミルキークイーン」「陸稲もち」のサンプルを持ち寄り、整粒割合や未熟粒・被害粒の限界基準などを入念に確認しながら品質を見極め、程度の統一を図りました。今年度産米は、4月の育苗時期から6月中旬ごろまでは順調に生育していたが、その後、長雨の影響で中干しをしっかりできない圃場が多く見られ、例年よりも草丈は若干長く、茎がやや軟弱気味となりました。梅雨明け後からは天候も回復し、稲が倒伏していない圃場では、昨年に比べ粒は大きめで、安定した収量が見込めます。筑西、桜川、結城の3市にまたがるJA北つくばは、県内でも有数の米産地。主食用米の出荷農家戸数は約2,600戸で、主食用米の作付面積は約6,500㌶になります。