結城市立城南小学校の5年生約110人が6月30日、同校近くの畑で自ら育てたトウモロコシを収穫しました。結城青年部が、児童に食の大切さや農業の理解を深めてもらおうと、食農教育の一環として開きました。児童らが4月に種をまき、5月に苗を定植。定植時は干ばつが続いたため同青年部が畑の水まきや除草などをして管理し、大切に育てられたトウモロコシは児童の背丈を超え大きな実を付けていました。
猪瀬勝則部長は「トウモロコシは太陽の光や受粉のタイミングなど、さまざまな条件で成長して甘くなる。収穫を楽しみ甘いトウモロコシができたかを確認してほしい」と呼び掛けました。児童らは部員の指導を受けながら丁寧にもぎとり、約7000本を収穫。畑では試食も行われ、ぎっしりと実のつまったトウモロコシを生のまま頬張った児童は「生なのに皮もやわらかくて甘い」と、もぎたての味を楽しみました。
収穫したトウモロコシは児童らが持ち帰る他は、JAで選別した後、給食センターへ提供。市内の小中学校で給食の献立として出される予定です。