梨の開花を直前に控えた筑西市の関城地区で4月3日、JA北つくば梨選果場部会が梨の初期管理講習会を開きました。講習会は、同部会の大木守さんが管理する圃場(ほじょう)で開かれ、部会員やJA、筑西地域農業改良普及センター約50人が参加し、満開予測時期や霜害対策、今後の病害虫防除などを確認しました。
梨品種「幸水」の満開日予測は15日頃で、平年の満開日である13日に対し、少し遅い予測。4月は暖かい気温となる予想から、開花が少し早まる可能性もある。また、暖冬の影響により、「豊水」については他品種と比べ早い開花が見込まれます。
講習会では、普及センターの白石奈穂技師が花芽の整理と摘蕾、人口受粉と花粉確保・貯蔵などを説明し、「発芽率の良い花粉を採るために、採粉用の木についても栄養や光の管理に気をつけてほしい」と呼び掛けました。また、黒星病に加え、重要害虫であるチャバネアオカメムシの越冬数が多いことから、今後の情報を確認し適切に防除を行うことを確認しました。