結城市甘藷(かんしょ)研究会は22日、同市大木のJA北つくば結城南支店で同会の設立総会を開きました。会員や行政、JA職員ら19人が参加し、同会の設立にあたり4議案を提案審議。会則や事業計画、役員の選任などについて原案通り可決しました。
同会は、関係機関と連携を図りながら甘藷栽培に関する諸事を研究し、生産技術の向上及び相互理解を深めるとともに、生産拡大や販売促進を目的に設立しました。
結城市は、露地野菜が盛んな地域でハクサイやレタス、トウモロコシなどを主に栽培しているが、天候の影響を受けやすく、作柄等により価格変動が大きいことが問題となってます。こうした中、他産地との差別化や作付け体系の見直しを進める取り組みとして、昨年より新規作物の甘藷への転換を推奨してきました。甘藷栽培は、耕作放棄地を再生農地への転換も期待できます。