JA北つくば関城ハウス梨部会は7日、筑西市上野のJA北つくば関城野菜集出荷所でハウス梨「幸水」の目ぞろえ会を開きました。生産者やJA職員ら8人が参加し、7月9日から始まる出荷に向け選果基準の統一を図りました。同部会は、選果場にコンテナで搬入した梨を、選果員が目視で色合いや傷などを確認後、選果機で大きさや形を選別し、市場へと出荷しています。今年度は、暖冬の影響や3月、4月に気温が高く推移したため、開花時期が例年よりも早まったが、6月からの安定しない天候により、出荷時期は昨年と同時期となりました。同日には、糖度計で糖度を測定したところ、平均12度と甘く品質は良好で、例年通りの出荷量が期待できます。
目ぞろえ会では、2コンテナ分の梨を部会員らが等級ごとに選別し、色合いや傷などの選果基準を確認しました。
同部会の小幡光輝部会長は、「今年は、天候に左右されることなく例年通り順調に生育した。良質で美味しい梨を出荷し、今年も良い販売につなげていきたい」と話していました。
同部会は生産者3人が約1.6㌶でハウス梨を栽培しています。今年度は6000㌜の出荷を見込み、販売金額1750万円を目指しています。ハウス梨は、露地物に比べて早期の出荷が可能なことから高単価が見込めるメリットがあります。ハウス梨は7月20日頃まで出荷が続き、7月下旬には主力の露地物が出荷され、「幸水」「豊水」「恵水」「あきづき」「新高」と品種をリレーしながら10月上旬まで出荷が続きます。