JA北つくば結城南支店と西部営農経済センターは27日、結城市田間の江川北小学校でJA北つくばアグリスクール「バケツ稲で、稲づくりを学ぼう」を開きました。同支店の高野澤淳子支店長や同センターの稲葉英樹センター長が参加し、小学5年生23人を対象にJAグループの「バケツ稲づくりセット」を活用し、稲の作り方を教えていました。この取り組みは、地域貢献活動の一環として、稲づくりを体験してもらい、食に対する理解や関心を深め、JAを身近に感じてもらおうと企画しました。
バケツ稲づくりは、授業の1・2時間目に行い、稲葉センター長が講師を務めました。授業の始めに、JAはどんな仕事をしているのかを説明し、70年前と現在の米消費量からの日本の食文化の動向や稲づくりが始まった歴史などを詳しく話しました。次に、米ができるまでの作業について説明し、今回、最初の作業となる「芽出しにチャレンジ」のポイントを解説しました。稲葉センター長は、「もしかすると途中で失敗してしまうかも知れないが、それも勉強。農家さんも蒔いた種が、全部収穫できるわけではないので、仲間同士助け合いながら稲づくりを楽しんでほしい」と話し、児童たちに質問を投げかけながら授業を進めていました。その後、児童たちは、ゼリーやプリンの容器に水を入れ、種もみを浸しました。
授業を受けた児童たちは、「とてもわかりやすく、楽しく学べた。これから稲づくりをがんばりたい」と笑顔で話していました。
今後JAでは、児童たちのバケツ稲づくりを応援するために、バケツに種まきや田植え、中干し、稲刈りなどの時期に同学校を訪れ指導する予定です。