JA北つくば結城園芸部会レタス部は15日、結城市の江川多目的集会施設で、令和3年産初夏レタス・サニー・カール目ぞろえ会を開開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら約60人が参加し、4月18日からの初夏レタスの出荷に合わせ、規格の統一を図りました。今年度は、例年より生育期に気温が高く、適度な降雨があったことから生育は若干前進。昨年よりも初夏レタスの出荷スタートが約1週間早まりました。
同部の小川栄部長は「今シーズンから出荷規格が若干変更となる。しっかり目を合わせ、有利販売に繋げるため、最後まで良質なレタスの出荷をお願いしたい」と部員らに呼び掛けました。
目ぞろえ会では、JA全農いばらき担当者が、販売情勢や他産地情勢を説明。市場6社の担当者らは、コロナ禍での販売状況や市場情勢を話し、サンプルのレタスを前に、形状や大きさを揃えて綺麗に箱詰めすることや量目に注意することなどを確認しました。市場担当者は「結城のレタスは信頼が高い。この信頼を継続していけるよう、今まで以上に品質に気を付け出荷してほしい」と強調しました。また、JA北つくば西部営農経済センターの営農担当者らは、今年4月に群馬県や長野県の競合産地を訪れ、作付けや生育状況を視察。同部員らに、他産地の状況を説明し、今後の栽培に役立ててもらい、有利販売に繋げるため情報を共有しました。
JA管内の結城市は県を代表するレタス産地の一つで、県の銘柄産地にも指定される。同部は生産者111人が約105㌶を栽培。出荷は5月下旬まで続き、今年度は出荷数量35万㌜(レタス1㌜7㌔~9.5㌔、リーフ1㌜4.5㌔)を見込み、販売金額5億円を目指しています。