県西地区4JA(北つくば、常総ひかり、茨城むつみ、岩井)でつくる県西地区農業協同組合協議会は1月14日、常総市地域交流センターで「県西地区JA役職員研修会」を開き、役職員約1000人が参加しました。
主催者を代表して挨拶した國府田利夫組合長は、マイナス金利の導入やTPP関連法案の可決、農業・農協改革の対応など、農業やJAを取り巻く環境変化が激しい状況であることに触れ「大切なのはJA自らが改革を進めていくことである。役職員一人ひとりが地域農業の実態を知り、JAに求められているものを真剣に考え、農業者の所得増大と地域社会への貢献にむけて具体的な実践をしていかなければならない。JAで仕事ができることに誇りと喜びを感じ、最良の年にしていこう」と呼び掛けました。なお、研修会に先立ち、各JAから選ばれた8人の優秀職員表彰が行われました。
研修会では、合同会社「おもてなし創造カンパニー」代表で元JR東日本テクノハートTESSEIおもてなし創造部長の矢部輝夫氏が講演。単なる清掃会社から世界一のおもてなし会社と評されるまでの過程を振り返り、「第一線で働くスタッフがいかに気持ち良く働ける環境を作れるかが管理職の仕事。人は肩書きについていくのではなく人についていく。これが原動力となって社員の意識改革が起こり新幹線清掃を7分で完了させることができた」と語り、「何よりも相手の立場に立って思いを巡らせ行動することが大事であり、お客様に感動を与える仕事が社員の働く誇りとなっている」と解説しました。