抑制キュウリ出荷スタート

 桜川市大国玉のJA北つくばキュウリ選果場で、抑制キュウリの出荷と選果作業が18日から始まりました。初出荷は、同選果場部会の生産者ら11人が184コンテナを持ち込み、選果員らがキュウリの品質を確認した後、選果機で大きさや形を選別し、等級ごとにコンベヤーに乗り運ばれ、箱詰めにして約400㌜(1㌜5㌔)を市場へ向け出荷しました。

 今年度は、7月中旬ごろから定植作業が始まり、天候に左右されることなく順調に生育。生産者の徹底した肥培管理で、病害虫の発生も少なく、良質なキュウリに仕上がりました。また、昨年は、高温や乾燥などが原因でおこる空洞果の発生が見受けられたため、対策として、今年度から新たに、同部会員の9割以上が「まりん」という品種を導入しました。この品種は、初期から多収穫となり、高品質で秀品率が上がり、食味も良いことから、生産者の所得向上が期待できます。

 同部会は2002年に設立し、14年には主体的自主運営を始めました。選果部・販売対策部の専門部を設け、パート雇用の確保に努めながら安定した生産・販売に取り組んでいます。生産者24人が約7.6㌶で抑制キュウリを栽培し、出荷のピークは9月中旬から下旬で、日量約3000㌜の出荷を見込み、11月上旬まで出荷が続きます。今年度は出荷数量12万㌜、販売金額1億6000万円を目指しています。

同部会の小島敬部会長は「今シーズンから、新たな品種を導入したことにより、単価の底上げが期待できる。コロナ禍でも、消費があり無事に流通されていることをありがたく思う」と話していました。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

2021年8月号Vol.342

・イネ縞葉枯病対策無人ヘリ防除実施
・ニュース&トピックス
・JA北つくば地域貢献活動
・この人を訪ねて
・くらし女性部
・私の味自慢
・みんなのひろば
・特集:今さら聞けない!?ネット検索のキホン
・自動車指定修理工場紹介
・相続サポート
・季節を詠む
・おたより
・インフォメーションボックス
・JAカレンダーフォト募集
・旅のご案内

ステップ8月号はこちらからご覧いただけます。

小菊出荷最盛期を迎える

 

 JA北つくば花き部会菊部は、盆の需要期を前に小菊の出荷最盛期を迎え、生産者は連日出荷作業に追われています。最盛期を迎えている3日には、約7万本の小菊を市場へ向け出荷しました。

出荷するのは、同部の生産者48人。同部は、生産者・実需者ニーズに対応した生産・出荷の取り組みや品質等は評価が高く、県の銘柄産地に指定されています。

 今年度は、天候に左右されることなく順調に生育し、品質・数量ともに良好で、昨年を上回る出荷量が期待できます。

 収穫された小菊は、JA北つくば明野野菜集出荷所に集められ、同部員らやJA担当者らが検査員となり運び込まれた小菊を全ケース開封し、目視による検査を行い、品質や出荷規格を確認しています。また、規格によって茎の半分程度まで下葉を処理し、集出荷所着時の花の咲き具合を統一するなどして、量販店が扱いやすい仕立てを行い、有利販売に努めています。

同部の早瀬勢樹子菊専門部長は、「コロナの影響により、心配された販売も順調に進み、一安心している。これからも、肥培管理や選別を徹底して、良質な小菊を生産していきたい」と意気込みを語っていました。

盆の需要期出荷は8月1日から12日で、その間約38万本の小菊の出荷を見込み、販売金額1500万円を目指しています。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

アスター盆需要前に品質・規格確認

 全国でも有数のアスターの生産量を誇る、JA北つくば花き部会アスター部は28日、結城市大木のJA北つくば西部営農経済センターでアスターの目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、結城地域農業改良普及センター職員ら19人が参加。8月の盆需要期に向けて、出荷規格や切り前などを確認し、品質の統一を図りました。今年度は、5月20日頃から定植作業が始まり、順調に生育していたが、7月11日の突風の影響により、若干の曲がりが見受けられています。出荷数量は、例年並みになる見込みです。

 目ぞろえ会では、JA全農いばらきの担当者が今年度の花きの販売経過を振り返り、市場情勢について話しました。次に、同センターの丸山裕香営農指導員が、規格や等級、出荷処理について説明。アスターの切り前の写真を用いて、集出荷場着時の花の咲き具合を確認しました。

 同部の簗瀬義美アスター専門部長は、「これからも管理を徹底して、品質・規格をしっかりそろえ、有利販売につなげていきたい」と意気込みを語っていました。

 同部は生産者17人が約2㌶で栽培。アスターは連作障害による土壌病害が発生しやすいため、畑を移動しながら輪作体系を利用した土づくりを行い、露地野菜との複合経営を図っています。今年度の出荷は6月下旬から始まり、8月中旬までに約3000㌜(1㌜100本)の出荷を見込んでいます。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

当組合における新型コロナウイルス感染者の発生について

 当組合において、7月28日(水)関城支店に勤務する職員1名が、新型コロナウイルスに感染していることが判明しました。

 当組合では、組合員・利用者の皆さまと職員の安全を最優先に考え、関係機関と連携して、感染拡大防止に努めてまいります。

詳細につきましては、添付ファイルをご確認下さい。

 

当組合における新型コロナウイルス感染者の発生について(PDFファイル)

 

「認定こども園 石田保育園」の園児の皆さまの作品展示のご案内

 JA北つくばでは、組合員や地域の皆様に、協同の輪を広げ豊かで暮らしやすい地域社会を実現するため、地域に密着した地域貢献活動として「JA共済くらしの活動」に取り組んでおります。このたび、認定こども園石田保育園様(筑西市石田)のご協力のもと、園児の皆さまに「すぐそばにあるしぜんをみつめてみよう」というテーマで素敵な作品をお寄せいただきました。園児の皆さまの元気な作品をご覧ください。なお、作品展示は当ホームページと展示日を分散してのJA店頭展示にて行って参ります。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

認定こども園石田保育園の園児の皆さま

 

1.当ホームページでの展示について
  ①各作品には園児のお名前を表示せずに掲載しています。
  ②作品の上部に各作品のJA店舗での展示予定日をお知らせしております。

2.JA店舗での展示について
  ①展示期間 令和3年8月2日(月)~6日(金)各日とも8時30分~17時
  ②展示場所 JA北つくば下館南支店(筑西市西榎生1212-1 TEL0296-24-6385)
  ③展示方法 毎日4作品を展示いたします。
        (8月2日のみ8作品を展示します)
          (8月3日~6日は毎日4作品を展示します)
  ④展示日時 各作品の展示日は当JAホームページの作品上部をご覧ください。

当JAホームページでの展示はこちらからご覧ください。

梨「幸水」出荷スタート

県内でも有数の梨の産地、筑西市で梨「幸水」の出荷が26日から始まりました。同市布川のJA北つくば下館梨共同選果場では、同選果場部会員ら35人がコンテナ397㌜を搬入。選果員が、目視で1玉ずつ傷の有無や色合いなどを厳しく確認後、選果機で大きさや形を選別、等級分けし、10㌔の箱詰めにして約600㌜を京浜市場へ出荷しました。前日には、生産者らによる目ぞろえ会を開き、選果基準の統一を図りました。

 今年度は、暖冬傾向で3月も気温が高い日が続いたため、開花時期が早まり、昨年よりも約1週間早い出荷スタートとなりました。また、梅雨の影響で、栽培管理には苦労したが、生産者の徹底した肥培管理により、みずみずしくシャリ感があり甘い梨に仕上がりました。

 同部会の菊池時男場長は、「選果選別を徹底し、消費者に信頼される良質な梨を出荷していく」と意気込みを語っています。

同市は安政4年(1857年)から梨園を開いた日本最古の梨産地の一つで、県の銘柄産地の指定を受ける。同選果場部会員は42人の生産者が約33㌶を栽培。同選果場では、部会員らが運び込んだ新鮮な梨を、隣接する直売所で購入することができ、贈答用の梨を買いにくる客で毎年賑わいを見せています。梨「幸水」の出荷ピークは8月1日から7日頃で、日量約3000㌜の出荷が見込まれます。8月下旬からは「豊水」「あきづき」「新高」「新興」「にっこり」と品種をリレーしながら10月まで出荷が続きます。今年度は出荷数量7万5000㌜を見込み、販売金額2億5000万円を目指しています。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

黒こだまスイカ「誘惑のひとみ」規格統一

JA北つくばこだま西瓜部会は8日、筑西市上星谷のJA北つくば東部営農経済センターで黒こだまスイカ「誘惑のひとみ」目ぞろえ会を開きました。生産者やJA職員ら20人が参加し、本格的な出荷を前に出荷規格の統一を図りました。今年度は、6月から交配作業が始まり着果は良好で、天候の影響に左右されることなく順調に生育。濃い黒色のスイカに仕上がり、シャリ感・糖度ともに十分で安定した出荷が見込まれます。

同部会の大久保修一部会長は「今年のこだまスイカは、作柄も良く順調な販売が出来ている。市場や消費者にさらなる高評価につなげていけるよう、しっかりと目を合わせてほしい」と部員らに呼び掛けました。

目ぞろえ会では、同センターの日向一貴営農指導員が産地情勢や出荷計画について説明。その後、生産者同士意見を交わし合いながら、サンプルの黒こだまスイカを前に形状やキズ、焼けなどの出荷基準を確認し、出荷時の規格を統一しました。

同部会は生産者14人が約2.3㌶で黒こだまスイカを栽培。収穫前にはJA担当者が試割りを行い、食味や糖度を確認し品質を管理しています。黒こだまスイカは、オリジナルブランド「誘惑のひとみ」として出荷し、果皮は黒く高級感があり贈答用としても人気が高いです。7月7日から出荷が始まり8月中旬頃まで出荷が続きます。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

ベジフルフラワーに挑戦

JA北つくば明野支店は10日、筑西市海老ケ島の同支店で、廃棄寸前やB級品の野菜を使い、ベジフルフラワーJAスペシャル講座を開きました。日本野菜ソムリエ協会認定ベジフルフラワーアーティスト・プロフェッサーのARISA(ありさ)さんを講師に招き、同市明野地区の女性たち24人が参加しました。ベジフルフラワーは、野菜や果物をオブジェやブーケに仕立てた新しいアート。このイベントは地域貢献活動の一環として、持続可能な開発目標(SDGs)を意識した活動を展開することにより、地元の農産物に愛着を持ち、ベジフルアートを作成・鑑賞することで癒しを感じてもらい、JAに興味を持ってもらうことを目的に企画しました。

JA北つくば明野地区女性部の松本時子部長は、「ベジフルフラワーを体験するのは、皆さんも初めてだと思う。今日は楽しんでほしい」とあいさつしました。

講座では、地元の生産者が提供した、葉付きのニンジンやナス、ブドウなどの9種類の野菜や果物の他、トルコギキョウの生花を使いアレンジメントを制作。ARISAさんは、一つ一つの作業を丁寧にわかりやすく説明し、参加者らは手のひらの中で指を器用に動かしながら野菜の花束を作り花びんへと活け、バランスよくきれいに仕上げました。

参加者は、「始めは難しかったけど、楽しくできた。帰って子供に見せた時、どうゆう反応をするか楽しみ」と笑顔で話していました。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

JA支店に車椅子を設置

筑西市西榎生にあるJA北つくば下館南支店は9日、高齢者や身体障がい者など歩行が不自由な方にも安心して利用してもらおうと、同支店に車椅子を設置しました。この取り組みは地域貢献活動の一環として、歩行が不自由なために外出を躊躇しがちな高齢者等が来店しやすい店舗環境を整え、自ら取引できる機会を提供することにより外出意欲を高め、高齢者等にJAの組合員や地域住民としてのより一層の社会参加を応援することが目的です。

車椅子は、同支店の入り口付近に「ご自由にご利用ください」と書かれたフィールドアーチと一緒に設置する他、駐車場に身障者用駐車場と表示したサインポストを設置し、車2台分の駐車スペースを確保しました。

同支店の堀江英樹支店長は、「どなたにも利用しやすい店舗づくりが、組合員や地域の皆様のお役に立てれば嬉しい。より頼りにされる支店となれるよう今後も地域貢献に取り組んでいきたい」と話していました。

JAでは、豊かで暮らしやすい地域社会の実現や信頼されるJAを目指し、年間を通しさまざまな地域貢献活動に取り組んでいきます。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

JA職員ら水稲の基礎を現地で学ぶ

JA北つくばは8日、筑西市明野地区の水田圃場(ほじょう)で第3回営農基礎現地講習会を開きました。JA北つくば下館営農経済センター米穀課の小島大季営農指導員(専門業務従事者)が講師となり、コシヒカリ栽培の基礎的なことから病害虫防除などについて、JAの営農経済担当者ら11人に説明しました。講習会は、JAの営農経済担当職員の知識向上と指導技術の継承を目的に定期的に開いています。

JA営農経済部園芸課の吉村哲哉課長は、「JA管内でも水稲を作付けする生産者は多くいる。講習会で学んだことは、生産者と話す良いきっかけにもなるので、わからないことは質問して、理解を深めてほしい」とあいさつしました。

講習会は、同地区の生産者、須藤進さんのコシヒカリを栽培している圃場で開き、小島営農指導員は始めに、資料の栽培ごよみを基に播種から収穫までの作業について説明しました。また、若手職員が多く参加していることから、水稲一発肥料の成分や稲への効き方、中干しをすることの意味、追肥のタイミングなどわかりやすく解説した他、難防除雑草の種類や防除方法、幼穂や葉色の確認方法などを指導しました。

参加したJA真壁支店営農経済課の関本和宏さんは、「講習会で学んだことを身に付けていくために、これから自分でも勉強し、生産者の役に立てるよう努力していきたい」と意気込みを語っていました。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

生育順調/増収に向け肥料試験

JA北つくば明野普通作部会は8日、筑西市竹垣のJA北つくば明野低温倉庫で水稲品種「にじのきらめき」の栽培講習会及び肥料試験の中間報告会を開きました。生産者や筑西地域農業改良普及センター、農研機構、片倉コープアグリ(株)、JA職員ら23人が参加し、今後の栽培管理について確認しました。今年の「にじのきらめき」の生育状況で、草丈は昨年と同様順調に生育し、茎数は5月中旬の日照不足により分げつがやや遅れたものの、現在は理想的な推移に近いものになっています。葉色は、現状やや淡いものの回復基調にあり、肥料の窒素分の溶出が始まったと推察され、幼穂形成期に合った状況となっています。

JA北つくば営農経済部の永田佳久部長は、「JA管内でも年々作付けが進み、今年は約350㌶に面積を拡大している。厳しい販売状況の中ではあるが、にじのきらめきについては、販売先から求められている品種であるため、高収量を目指してほしい」とあいさつしていました。

講習会では、普及センターの坪井真樹専門員が、調査圃場(ほじょう)から抜き取ってきた稲の茎をカッターで切り、幼穂長を確認。出穂期を予測し、追肥のタイミングなどを詳しく話した他、病害虫防除について説明していました。また、肥料試験の報告では、現在推奨している基肥一発肥料でも順調に生育しているが、試験肥料は後半に窒素が多く溶出することから、今後の生育と収量に期待ができます。

同部会は、19年産米から「にじのきらめき」の栽培に取り組み、現在は25人の生産者が66㌶を作付けし、10㌃あたり660㌔(11俵)の収量を目指し栽培に取り組んでいきます。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

ハウス梨「幸水」品質良好、糖度十分

JA北つくば関城ハウス梨部会は7日、筑西市上野のJA北つくば関城野菜集出荷所でハウス梨「幸水」の目ぞろえ会を開きました。生産者やJA職員ら8人が参加し、7月9日から始まる出荷に向け選果基準の統一を図りました。同部会は、選果場にコンテナで搬入した梨を、選果員が目視で色合いや傷などを確認後、選果機で大きさや形を選別し、市場へと出荷しています。今年度は、暖冬の影響や3月、4月に気温が高く推移したため、開花時期が例年よりも早まったが、6月からの安定しない天候により、出荷時期は昨年と同時期となりました。同日には、糖度計で糖度を測定したところ、平均12度と甘く品質は良好で、例年通りの出荷量が期待できます。

目ぞろえ会では、2コンテナ分の梨を部会員らが等級ごとに選別し、色合いや傷などの選果基準を確認しました。

同部会の小幡光輝部会長は、「今年は、天候に左右されることなく例年通り順調に生育した。良質で美味しい梨を出荷し、今年も良い販売につなげていきたい」と話していました。

同部会は生産者3人が約1.6㌶でハウス梨を栽培しています。今年度は6000㌜の出荷を見込み、販売金額1750万円を目指しています。ハウス梨は、露地物に比べて早期の出荷が可能なことから高単価が見込めるメリットがあります。ハウス梨は7月20日頃まで出荷が続き、7月下旬には主力の露地物が出荷され、「幸水」「豊水」「恵水」「あきづき」「新高」と品種をリレーしながら10月上旬まで出荷が続きます。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

コシ栽培管理を確認

JA北つくば下館営農経済センターは7日からの3日間にかけて、筑西市下館地区の各圃場(ほじょう)で、地区別に分けて水稲中期栽培管理講習会を開きました。生産者やJA、筑西地域農業改良普及センター計79人が参加し、「コシヒカリ」の生育状況や今後の栽培管理について確認しました。今年度は、5月中旬頃の日照不足により、分げつが進まなかったが、5月下旬からは回復し、平年並みの茎数となりました。現在は、葉色はやや淡いものの、おおむね平年並みで順調に生育しています。

講習会では、普及センターの小山田一郎課長や坪井真樹専門員が、追肥の判断や時期、施肥量などについて説明。病害虫防除対策では、いもち病や紋枯病、今後の発生に注意が必要なクモヘリカメムシの発生予測や防除方法について話していました。また、同市においてイネ縞葉枯(しまはがれ)ウイルスの保毒虫率が依然として高い値になっていることから、今後も注意することを呼び掛け、生産者らは、積極的に質問し、今後の栽培管理を確認しました。

同センター米穀課の宮本徳明課長は、「安定しない天候が続き、生産者も管理に苦労していると思う。こうした講習会を参考にしてもらい、良質な米の生産につなげてほしい」と話していました。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

良質米生産に向け講習会

 

JA北つくば大和良質米生産研究会は6日、桜川市大和地区の圃場(ほじょう)で、水稲現地栽培講習会を開きました。生産者や県西農林事務所経営・普及部門、JA職員ら24人が参加し、「コシヒカリ」や「ミルキークイーン」の良質米生産に向けて栽培管理を確認しました。

同会の飯島三省会長は、「安全・安心・良質な米を消費者は求めている。栽培管理や病害虫防除などこれから重要になってくるので、講習会でしっかり確認してほしい」とあいさつしていました。

講習会では、同部門の齊藤賀一主任が、今年の気象状況からの水稲の生育について説明し、6月28日現在の「コシヒカリ」の生育状況は、草丈は平年並みからやや低く、茎数は平年並みからかなり多く、葉色は平年並みからやや淡いという調査結果となりました。同圃場の幼穂長を確認したところ、5月2日に移植した圃場の出穂期は、7月24日頃になる見込みです。次に、病害虫防除や中干し後の水管理について話し、「中干し後は、根に酸素を供給するために、入水と自然落水をしっかり行ってほしい」と強調していました。

同会は、高品質な米づくりと生産性の向上を図ることを目的に、38人の生産者が集います。栽培講習会や視察研修で栽培技術の向上を図り、収穫後には、同部門にコシヒカリの食味値測定を依頼し、味にこだわった栽培にも取り組んでいます。また、JA北つくばファーマーズマーケット「きらいち」では、「ミルキークイーン」の販売が好調なことや卸売業者からの要望等もあり、同地区では20年産より「ミルキークイーン」の栽培にも力を入れ、21年産も栽培面積を増やし、現在は12人の生産者が15.6㌶を作付けしています。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

2021年6月号Vol.340

・特集:新常勤役員のごあいさつ
・理事・監事紹介
・ニュース&トピックス
・この人を訪ねて
・みんなのひろば
・くらし女性部
・私の味自慢
・自動車指定修理工場紹介
・相続相談サポート
・季節を詠む
・おたより
・インフォメーションボックス
・旅のご案内
・JA北つくばハウジングからのお知らせ

ステップ6月号はこちらからご覧いただけます。

JA検査員ら令和3年産麦程度統一

JA北つくばは9日、筑西市西榎生のJA北つくば大田低温倉庫で令和3年産麦の程度統一及び農産物検査員・販売担当者研修会を開きました。農産物検査員15人が参加し、管内で収穫された大麦「カシマムギ」「カシマゴール」「ミカモゴールデン」と裸麦「キラリモチ」、小麦「さとのそら」「きぬの波」のサンプルを各地区から持ち寄り、形質や未熟粒、被害粒の限界基準などを入念に確認しながら品質を見極め、程度の統一を図りました。

今年産麦は、暖冬の影響や2月中旬以降適度な降雨があったことから生育が進み、出穂期は平年より1週間程度早まりました。大麦や裸麦は、5月の登熟期に安定しない天候が続いたため、品種や圃場(ほじょう)により異なるが、品質に若干のバラつきが見受けられました。小麦は、順調に生育し、収量も期待できます。

検査終了後は、集荷された麦の検査事務の流れや保管方法、入出庫対応などを確認。生産者に対しては、品種切り替え時の機械清掃の徹底を周知することなどを申し合わせました。

 講評したJA全農いばらきの益子善文技術顧問は「これからの天候次第で、収穫時期が検査のポイントになってくる。等級付けに迷ったら、複数人の目で確認してほしい」と検査員らに呼び掛けました。

筑西、桜川、結城の3市にまたがるJA北つくばは、県内一の麦の生産量を誇り、契約農家数は255戸で、栽培面積は2646㌶に及ぶ。小麦1417㌶、大麦899㌶、裸麦330㌶を作付け、収穫量は計約8750㌧が見込まれます。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

JA担当者らトウモロコシ栽培を学ぶ

JA北つくばは8日、JAの営農指導員の知識向上と指導技術の継承を目的に第2回営農基礎現地講習会を開きました。JA北つくば西部営農経済センター営農販売課の相澤真之営農指導員(専門業務従事者)が講師となり、結城市で旬を迎えているトウモロコシの栽培や肥培管理などをJAの営農経済担当者ら14人に説明しました。

講習会は、JA北つくば結城園芸部会トウモロコシ部、北嶋一弘部長の圃場(ほじょう)で開き、相澤営農指導員がトウモロコシの育苗管理や栽培暦、病害虫防除、品種特性などについて、質問を投げかけながらわかりやすく説明し、「結城市では、主にフルーツのような甘さが特徴の味来(みらい)という品種を栽培しています。約20年前にこの品種が出来たことで、生産者の収入も増えました。また、収穫後に畑にすき込むことで土壌改良効果も得られることから、作付けが進み、夏場の品目として確立し一大産地となった」と話していました。

同JAでは、2016年から営農経済事業に関する専門的な技術・知識を持った職員を長期間にわたり配置し、プロ職員を育てる「専門業務従事者」制度を導入しています。現在、専門業務従事者は10人。その内、営農指導や販売などを担当する専門業務従事者は8人設置しています。担当する作物や地区で分かれ、営農指導を中心に生産部会や市場への対応などを行い、農業者の所得向上に努めています。

今後は、専門業務従事者による営農基礎講習会を定期的に開き、JA職員のスキルアップを図ります。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

結城のナス規格統一

JA北つくば結城園芸部会茄子部は8日、結城市の江川多目的集会施設で令和3年産ナスの統一目ぞろえ会を開きました。生産者、JA、行政、市場関係者ら約40人が参加し、今後の有利販売に向け出荷規格の統一を図りました。

同部は、着果数が多く長期にわたり収穫できる品種「くろべえ」を主力に出荷しています。今年度は、4月中旬頃から定植作業が始まり、天候にも恵まれたことから順調に生育。豪雨や風などによる被害もなく、品質は良好で色見も良く、安定した出荷が見込まれます。

 同部の田村供行部長は「昨年は、平均単価1㌜1580円と良い販売ができた。今シーズンも選果選別を徹底し、1600円台を目指していこう」と部員らに呼び掛けました。

 目ぞろえ会では、全農いばらきの担当者が、他産地状況や販売情勢を説明。同部の役員らが等級別に並べたナスを、市場担当者らが手に取り、傷や形状、曲り、光沢などの選別基準を確認しました。また、ヘタの長さを5㍉程度に統一することや、梅雨入り後も肥培管理を徹底することなどを申し合わせました。市場担当者は「品質的にも、くろべえの評価は非常に高い。名前を売るのではなく、品質を売ってほしい」と強調していました。

 同部は生産者34人が約5.8㌶で栽培。出荷所において品質検査を行い、シーズンを通して同部員とJA担当職員が、出荷されたナスの品質・規格を確認し、高品質なナスの出荷に力を入れています。今年度は、11月まで出荷が続き、出荷数量10万㌜(1㌜5㌔)販売金額1億6000万円を目指しています。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

「にじのきらめき」さらに面積拡大/良質多収に向け栽培管理を確認

JA北つくば明野普通作部会は7日、筑西市明野地区の同部会、大吉宏明部会長の圃場(ほじょう)で水稲品種「にじのきらめき」の栽培講習会を開きました。生産者や筑西地域農業改良普及センター、農研機構、JA職員ら20人が参加し、これまでの生育状況や今後の栽培管理などを確認しました。今年の「にじのきらめき」の生育状況は、5月の低温や低日照の影響により、過去2ヵ年と比較すると、やや緩慢な生育となっています。

同部会は、19年産米から「にじのきらめき」の栽培に本格的に取り組み、6.8㌶を栽培。20年産は、18人の生産者が49㌶を栽培し、今年度は、25人で66㌶とさらに面積を拡大させました。

大吉部会長は、「講習会で、高度な技術を習得して、より良いにじのきらめきの生産に繋げてほしい」と話していました。

講習会では、普及センターの坪井真樹専門員が品種特性について説明し、「昨年は10㌃あたり660㌔(11俵)を超える収量を上げているので、今年は660㌔を安定的に収穫することを目指していこう」と話しました。次に、最高分げつ期の茎数を過剰になり過ぎないように注意し、遅れずに中干しを行うことを申し合わせ、生産者らは積極的に質問し、今後の栽培管理を確認しました。

JA北つくばでは、農業者の所得増大を図るため、JA管内(筑西・桜川・結城市)の生産者に、19年産米から「にじのきらめき」の作付推進を始めました。昨年は、約50人の生産者が約160㌶を栽培。今年度は、119人が350㌶と倍以上に面積を拡大し栽培に取り組んでいます。また、JA北つくばは「にじのきらめき」を令和2年度茨城県農産物の選択銘柄申請を行い、令和3年産からは茨城県の選択銘柄に設定されました。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

小菊本格出荷に向け規格統一

JA北つくば花き部会菊部は4日、筑西市松原のJA北つくば明野野菜集出荷所で小菊の目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら約50人が参加し、これからの本格出荷に向けて規格を確認し品質の統一を図りました。

今年度は、3月から4月に気温が高く推移したため、ハウスや小トンネルで栽培されている小菊の出荷が例年より約10日早まり、5月10日から出荷が始まりました。また、露地栽培の小菊は、5月の天候不順の影響で生育が遅れ、圃場(ほじょう)により異なるが、例年並みの出荷となる見込みです。

  同部の早瀬勢樹子菊専門部長は「現在は、順調な出荷が続いている。今シーズンから、量販店からの要望もあり、出荷規格が若干変更になる。有利販売に繋げるために、規格をよく確認し出荷してほしい」と呼び掛けていました。

 目ぞろえ会では、JA営農経済部園芸課の須藤彰営農指導員がサンプルの小菊を手に取り、蕾の開き具合を揃える切り前や規格ごとの形状・花色・花形などを確認。また、今シーズより規格が変更となる、葉の処理方法を入念に説明し、出荷調整時の注意点などを申し合わせました。

市場担当者らは、「選別で迷ったら1等級落としてほしい。消費者目線での箱詰めをお願いしたい」と話していました。

同部は48人が約9㌶で小菊を栽培。生産者・需実者ニーズに対応した生産・出荷の取り組みや品質等は評価が高く、県の銘柄産地にも指定される。今年度は、約250万本の出荷を見込み、販売金額9000万円を目指しています。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。

 

トウモロコシ「夏祭り」規格統一

JA北つくば結城園芸部会トウモロコシ部は4日、結城市の江川多目的集会施設で令和3年産トウモロコシ統一目ぞろえ会を開きました。生産者やJA、行政、市場担当者ら約60人が参加し、本格的な出荷を前に規格の統一を図りました。

結城市は、全国有数のトウモロコシ産地。同部は、実の皮が軟らかくフルーツのような甘さが特徴の「味来」をオリジナルブランド「夏祭り」の商品名で出荷しています。今年度は、3月から4月にかけて気温が高く、前進傾向で生育していたが、5月の安定しない天候の影響により、出荷時期は例年通りとなりました。生産者の徹底した肥培管理で、病害虫の発生も少なく、品質は良好で、順調な出荷を見込んでいます。

同部の北嶋一弘部長は「有利販売につなげるために、品質管理や選果選別を徹底し、良質なトウモロコシの出荷を最後までお願いしたい」と呼び掛けました。

目ぞろえ会では、市場担当者がサンプルのトウモロコシを手に取り規格ごとに選別。虫害や未成熟、しなびがないもので、先端まで実が入っているものなどの選果基準を確認しました。市場担当者らは、「結城のトウモロコシは量販店などにも高評価をいただいている。夏祭りのブランドを全面に出して販売していく」と話していました。

同部は、80人が約260㌶で栽培。トウモロコシは、日中高温になると甘さが低下しやすいため、甘さを保ったまま消費者に届けられるよう、収穫は朝8時までと厳しく決めています。収穫後は、真空予冷ですばやく冷やされ鮮度を維持し、輸送時にはチルドで運べる保冷車や冷蔵車を導入して、甘さと鮮度にこだわった出荷をしています。6月下旬から7月中旬に出荷のピークを迎え、7月下旬まで出荷が続き、今年度は出荷量45万㌜(1㌜5㌔)販売金額5億円を目指しています。

ご感想ご意見等のお問い合わせはこちらからお願い致します。